☠︎︎ ページ34
なんでまた私まで掃除を……なんて思って内心舌打ちしながら渋々屈んで片付ける。
足元に落ちた誰かの私物に手を伸ばす。パチンと音がして誰かもそれに手を伸ばしていたようで手が重なる。
「ここは俺がひとりで片付けるから他を当たれ」
そんな声が聞こえてきて口を尖らせながら横を見る。
『……』
イライラしているのがわかっているのかわかっていないのか知らないがこの目の前の男は変わらず仏頂面だ。
『君ぃ……なーんか可愛くないねえ……』
目を細めてこれでもかと眉間に皺を寄せて指を刺せば当の本人も眉間に皺を寄せた。
「歳もそう変わらないのに随分と偉そうだな」
プッツーンと口に出して歯茎をむき出しにする。
なんて生意気な餓鬼だ。
『日向の教育方針はどうなってんだぁ〜?』
「木ノ葉出身でもないお前が日向を知っているのか」
『……なんか同じようなこと前聞かれた気がする。デジャブってやつ?』
心底バカにしたような下に見るような顔をしている目の前の日向のガキと前にあったうちはのガキの姿が重なって舌打ちする。
なんで私はこんなクソガキのために部屋の掃除を手伝わなくてはいけないんだ……?というかなぜ私はここにいる……?
するとギシッと言うと音がして私はそちらを見た。
何も無いただのこの部屋の入口。
しゃがみ込んだまま腰の注射器ケースに手を伸ばした。
それぞれの指の隙間に違う毒を吸い上げている注射器を挟む。
ネジが後ろで"なんだ?"と呟いた。
未だ部屋を忙しなく片付けるガイもリーもテンテンも入口から見えない襖の奥にいるようだ。
目を大きく開いてジッと入口を見続ける。
そして姿が見えた瞬間5本を全て投げた。
トストストストストスと綺麗な音を立てて真っ直ぐ並んで刺さった注射器に相手が怯む。仮面で顔が見えないが狼狽えているのがわかった。
その隙を狙って下から思いっきり5本の刺さった注射器を突いた。
綺麗に5色の液体が体内に注入されているのをじっくり見てからその後ろに続いていた忍びの顎を殴る。
むごい音と共にすっかり上へ向いてしまった顔をバキッと違う方向に回す。
「水遁・水龍弾の術!」
なんせここはボロい宿の中の狭い廊下。流石霧隠れの追忍なだけある。水のないところでこの水の量。
津波のように押しかけてきた龍の形の水の中、私も印を結んだ。
『貘式の術』
突如現れた星が浮き、全ての水を吸い込んで破裂する。
呆気にとられた敵の腹部を蹴り飛ばしてそのままトドメをさした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エイの娘(プロフ) - ナツキさん» 初めましてわざわざコメントありがとうございます(^-^)!とっても嬉しいです上手く書けてるか不安だったのですが自信が着きましたほんとにありがとうございます!残り話数も多くないですが続編を作ろうかと考えているのでそれまで更新頑張りますありがとうございます! (3月19日 21時) (
レス) id: 9ef56ed338 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 初めまして。NARUTOに再燃し作品を探しているところこちらの作品を見つけ、読まさせていただきました。暁が好きなので、暁がメインで出る作品をよく読むのですが、見ていてとても楽しい作品で出会えてとてもよかったです!更新楽しみに待っています。 (3月19日 18時) (
レス) id: 06805e431e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エイの娘 | 作成日時:2026年2月19日 14時


お気に入り作者に追加


