☠︎︎ ページ18
「この里でアンタを見つけたら黙って逃がす訳には行かないねえ」
私は口を開く。まだ明るい空の下、その女は梅の模様の着物に身を包んでいた。色白で穢れを知らないその肌は日光に照らされている。
黒ツチ様……と女の足元にいる上忍が声を掠れされて言う。
ハッとした時にはぐしゃりと女の足によって潰されていた。まるで泥のように。
何が起きた?
明らかに人だったはずだ。それがこんなにも液体に変わるものか。
かわらず表情を変えない女は間違えなく霧隠れの抜け忍であり、この世界で1番毒に長けた毒金魚。
無表情ではない。話しかければ普通の声色で返してくれるようなラフな軽い表情。それなのにそれがまた不自然で恐ろしい。
年はそう違わないハズなのにこんなにもと口を噛んだ。
「アンタに恨みはないけど死んでもらうよ!!」
走って飛び上がれば右手と右足を同時に出して構えた。あれは、体術の構え?日向一族の構えと酷似している。
キンッ!とお互いのクナイが交わされる音がする。
1度距離を撮ってから印を結ぶ。
「熔遁・灰石封の術!!」
水と石灰を混ぜた言わばコンクリートを広範囲にわたって繰り出す。これを避けれるほどここは広くないし、機動性があるタイプにも見えない。
思った通り女の足元に広がり、動けなくなる。
「捕まえたぞ。堪忍しな!アンタにそれから抜けれるほどの力は無いはずだ」
『……』
「ずっと黙ったまんまで薄気味悪いな。まあ負けたことをすんなり認められるならそれはそれで大人な対応だけどね」
『貘式の術・解』
目にも止まらぬ早さで印を結ぶ。気付いた時には女の手にチャクラが集中していた。手も塞いでおくべきだった。
女が触れた地面のコンクリートがシュウウと音を立てて溶けていく。
「なっ……!」
簡単に周りのコンクリートを溶かして眉一つ動かさず出てきた女に私は構えた。
やはり一筋縄ではいかないか。
なんだあの術は。
『喋る必要はないと思ったから黙ってたんだよ。正直貴方と話して何か得られる気がしない。例えばこの里にある私がとった以上に良い草の場所とか……わかる?』
「草ァ?何それアンタここまでわざわざその為だけに来たのか?それにアタイなんてどうでもいいって言うのかよ!」
『そうだよ。どうでもいい。帰っておじいちゃんのお世話でもしてなよ』
「好きに言わせておけばっ!!!」
「土遁・開土墾!!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エイの娘(プロフ) - ナツキさん» 初めましてわざわざコメントありがとうございます(^-^)!とっても嬉しいです上手く書けてるか不安だったのですが自信が着きましたほんとにありがとうございます!残り話数も多くないですが続編を作ろうかと考えているのでそれまで更新頑張りますありがとうございます! (3月19日 21時) (
レス) id: 9ef56ed338 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 初めまして。NARUTOに再燃し作品を探しているところこちらの作品を見つけ、読まさせていただきました。暁が好きなので、暁がメインで出る作品をよく読むのですが、見ていてとても楽しい作品で出会えてとてもよかったです!更新楽しみに待っています。 (3月19日 18時) (
レス) id: 06805e431e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エイの娘 | 作成日時:2026年2月19日 14時


お気に入り作者に追加


