☠︎︎ ページ14
『ここまででいいよ。わざわざありがとう忙しいのに』
「本当に?頼んだのは私たちなのだから当たり前のことよ」
『お金貰うのに全ての面倒見てもらったら私の名が腐るよ』
笑っていえばまだ不安そうに小南の姉さんが眉を顰めた。
「もし危険な目に逢いそうになったら直ぐに連絡しろ。俺達でも、暁のメンバーにでもな。アイツらはお前ならきっと力になるはずだ」
『頼もしいや』
私の宿の出口で2人に小さく手を挙げて振れば2人はまだ不安そうに私を見ていた。
『大丈夫。自分の身は自分で守れるよ』
「じゃあ…」
「一週間後にまた来る」
ペインの言葉を最後にそのうちパラパラと音がして紙が舞って消えた。静まり返った外の空気を吸うのは久しぶりだった。
ほんの少し冷える。まだ昼のようで外は明るかった。
向かう場所はもう決まっている。
舞う枯葉と風と共に私も歩き出した。
右手に薬草の学書、左手に団子を持ったまま私は足を組んで座っていた。
団子ってこんなに美味しかったっけ。
もぐもぐと口を動かして、7本目となる串を皿に置いた。
学書に目を通しながら周りの声に耳を澄ます。
たまに来る外はいいな。たまに来るからいいのだけれど。
さっきまで日光がチクチクと私の皮膚を刺すようで辛かったのだが、今こうして日陰でゆっくりしているとそう感じる。
やはり引きこもりに日光は酷だ。
お茶を啜ろうと手に取って口に近付ければ熱くて湯呑みを落としそうになる。慌てて持ち直して諦めてまた横に湯呑みを置いた。
そんな少しの動作でも疲れて、はあと息をついた。
ほんの少し歩いただけでも汗をかくもんで額から流れてきた汗を拭う。
「A?」
そんな声が聞こえて私は被っていた笠を持ち上げて上を見上げた。
中性的な声に限りなく女よりの端正な顔立ち。霧隠れの額当て。
『うん?ハク?』
そう言えば花が咲くかのように大人しくも綺麗な笑顔を向けたハクに手を伸ばした。ぎゅっとお互いの存在を確かめるかのように抱きしめあってそのまま離れる。
「久しぶりですね貴方とこんな所で会えるなんて」
『本当に嬉しいよ。元気してた?』
「ええ。おかげさまで」
目を細めて笑うハクに私もどこか絆されて泣きそうになる。元気そうでよかった。
唯一の心残りだったハクに会えて私はとっくに人間になっていた。
「てめぇまだ生きてやがったか」
いかにも悪人そうな声が聞こえて私はハク越しに後ろを見た。
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エイの娘(プロフ) - ナツキさん» 初めましてわざわざコメントありがとうございます(^-^)!とっても嬉しいです上手く書けてるか不安だったのですが自信が着きましたほんとにありがとうございます!残り話数も多くないですが続編を作ろうかと考えているのでそれまで更新頑張りますありがとうございます! (3月19日 21時) (
レス) id: 9ef56ed338 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 初めまして。NARUTOに再燃し作品を探しているところこちらの作品を見つけ、読まさせていただきました。暁が好きなので、暁がメインで出る作品をよく読むのですが、見ていてとても楽しい作品で出会えてとてもよかったです!更新楽しみに待っています。 (3月19日 18時) (
レス) id: 06805e431e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エイの娘 | 作成日時:2026年2月19日 14時


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