【ヒプマイ】姉なんです。【山田家】

6話 ページ7

貴方side

びっくりしたなぁ....。

でも、なにで"帰った"って連絡をすれば良いんだろう。

LIEMかな....？持ってたっけ。

あれ、そもそも誰に連絡をすれば良いんだ？？

一郎？ 二郎？ 三郎？

とりあえず、連絡先が入ってるかだけ確認しなくちゃ。

貴『やっぱり。入ってない。』

嘘、でしょ。

自分で聞きに行けって事？

無理だよ。最近まともに話した事ないのに。

電話番号は....。

貴『これも、入って....ない。』

これはもう本人達に直接聞きに行かなくてはいけないのか。

神様はなんていじわるなんだろう。

でも、せっかく一郎がじゃんけんに負けてまで
お願いしに来てくれたんだし。

期待には答えなきゃ。

行った方がいいに決まってるんだ。

聞きに行くだけで、怒られるなんて理不尽な事ないだろう。

あの子達は優しいから。

優しいから、いくら嫌いでも私の事を殴ったり、
罵倒したりしないんだろうな。




やめよう。こんな事考えるの。

潔く聞きに行けば良いのだ。

それで無視されたら、周りに頼ってみよう。

左馬刻くんとか、乱数くんとか、寂雷先生とか。

最初からこの三人に聞けばいいんじゃないかな....。


いや、でも、気持ち悪いよな。

教えてない相手が自分の連絡先知ってたら。

やっぱり直接聞こう。

大丈夫大丈夫。

上手くいくはず。

ついでに誰に連絡すれば良いかも聞こう。

怖いなぁ。

どうしよう。上手く喋れるかな。

緊張する。冷や汗止まらない。

貴『ふぅ........よし、行こう。』

多分、上手くいくんじゃない....かな。

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