『無題』 ページ5
母「そうなのよ、ごめんね。せっかくいい高校に入れて慣れてきた頃なのに、、」
父「また転勤になってな、、、しかも社内で海外出張の話も出ていてなぁ、、」
『だ、大丈夫だけど、、、』
『次は何処に引っ越すの?』
父「シブヤ区だ。1週間後に出るから荷物まとめてな。」
母「お母さんも手伝うからね。」
『、、、わかった。』
『早めに荷物まとめとくね。』
母「よろしくね。」
――――――――――――――――――――
『___ということがあって、もう引っ越さないとなんです。』
先生「そうか、、、Aが行ってしまうのは寂しくなるな。」
「他の生徒には言ったのか?」
『いえ、特に深い関わりがある子もいませんでしたし、ホームルームでいうだけで十分です。』
先生「そうか、じゃあ時間を取っておくぞ。」
『ありがとうございます。』
――――――――――――――――――――
先生「じゃあA、出てこい。」
『はい。』
『みなさん、おはようございます。』
『私、今週末で引っ越すことになりました。』
生徒A「えーっ!早く言ってよ〜!」
生徒B「そうだよ、もっと話したかった〜。」
『突然のことで申し訳ありません。』
『ちょっと家の事情で県外に行くことになってしまって、、、』
生徒A「それならしょうがないよね〜」
生徒B「駄々こねても変わんないしさ。」
『残りほんの少しですが、最後までよろしくお願いします。』
『先生、以上です。』
先生「おう、じゃあお前らホームルームは終わるからそれぞれ準備しろよ〜じゃあ解散。」
生徒A「ねぇねぇAさん!なんで早く言ってくれなかったの!?」
『私も昨日言われたばかりでちょっと、、』
生徒B「そっかぁ、、、どこに引っ越すの?」
『えっと、、シブヤ区って言ってたような、、、?』
生徒A「えっ、」
「ついにAさんも都会デビューか、、いいなぁ」
『そんないいもんじゃないよ、、、』
『ほら、授業始まっちゃうよ。』
生徒A「あっ!ほんとだー!」
生徒B「やばいつかなきゃ!」
『、、、これも、終わりか。』
『ま、いっか。』
――――――――――――――――――――
先生「では、さようなら。」
「「さようなら」」
『じゃ、さよなら。』
生徒A「もう帰っちゃうの?」
『うん、今日は急いで帰らないと。』
生徒A「そっか、またね!」
『さよなら。』
『(またなんて、無いのに。)』

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青音(プロフ) - お ち ゃ ず け # ら む ね 味さん» 返信遅れてめっちゃ申し訳ないです、、、。神作と言っていただけてとてもうれしいです。これからバンバン投稿していくので応援よろしくお願いします。 (12月14日 23時) (レス) id: c24154ca58 (このIDを非表示/違反報告)
お ち ゃ ず け # ら む ね 味(プロフ) - 初コメ失礼します!え、、、神作、、、、一気読みさせていただきました!めちゃくちゃ好みです!!!() (12月13日 18時) (レス) @page32 id: 606352f15c (このIDを非表示/違反報告)
青音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。こちらも楽しめる作品に出来るよう頑張りますので、これからも見てくださると幸いです。 (10月5日 0時) (レス) id: c24154ca58 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 楽しみにしてます! (9月29日 22時) (レス) @page3 id: 7da632aaca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青音 | 作成日時:2024年9月1日 23時