＊Kaito.N＊ ページ2
海人side(一般人設定)
いつもより早足で、
家に帰ると、
俺と同じようにスーツをきて、
ソファでだらーんとなっている彼女を見つけた。
「おーーい。ちょっと、大丈夫？」
『...熱出た』
「まじ？」
ねぇ、去年もクリスマスイブに熱出したよね。笑
彼女、毎回大事な時に熱を出すんです。
『海人ー、ごめんね...』
「今忙しい時期だから仕方ないっしょ」
『うーん』
「ほら、病人はベッドで寝なきゃ...」
手を差し出すと、
力なく握られる右手。
『ありがと...』
「着替える？」
『うん』
部屋着と下着とタオルと、
何も思わないわけじゃないけど、
もうもはや、夫婦くらい一緒にいるから。
何も思わないような気がする。
ベッドまで着替えを持っていくと、
完全に寝ようとしているA。
「着替えるんでしょー」
『んー』
「おきろー」
『はーい』
起きる気なし。
「脱がすぞー」
って我ながらやばい発言。
『言い方よ笑』
「ほらはやくおきるー」
むくっと起き上がったAは、
さっきまでと別人。
ニコッと笑って、
シャツを脱ぐから、
ちょっと動揺。
『熱、うそ』
「はぁ？」
『うそ』
「まじ？騙されたわ」
結構本気で心配したのに。
Aの隣に座れば、
当の本人は、
『クリスマスまで仕事お互い頑張ったしさ、いちゃいちゃしよー』
なんて呑気な。
「だね。おつかれさま。」
『海人も、おつかれさま。』
「で、どうすんの」
って苦笑いすれば、
『聖なる夜に恋人がすることなんてひとつしかないでしょ』
「...笑」
仕事中に、熱出たってメール来たから
その気なんて全くなかったけど、
男は単純だ。
すぐにでもしよって言われたら、
結構できちゃったりする。
「ほんとだ、めっちゃ平熱」
おでこ同士をくっつけると、
伝わってくるのはほぼ俺と同じ体温。
『ほんとは、ベッド引きずり込む予定だったんだけどなー』
「なに変な予定立ててんの笑」
コートを脱ぎ捨て
もうこれは、
「嘘ついた罰ね、」
そうするしかないって思った。
『海人こわー』
「嘘ついたのが悪い」
首筋に吸い付いて、
そのまま押し倒すと
『久々だから、優しくね』
そんなふうに耳元で囁かれた。
_________優しくできるかな。
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まぁ(プロフ) - みさりんさん» リクエストありがとうございます！すぐ書きますね！！ (2020年2月8日 20時) (
レス) id: 47a706a603 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - さきさん» リクエストありがとうございました！時間かかってしまってすいませんでした汗 (2020年2月8日 20時) (レス) id: 47a706a603 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - ももか。さん» リクエストありがとうございました！時間かかってしまってすいませんでした汗 (2020年2月8日 20時) (レス) id: 47a706a603 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - 結菜さん» リクエストありがとうございました！時間かかってしまってすいませんでした汗 (2020年2月7日 17時) (レス) id: 47a706a603 (このIDを非表示/違反報告)
結菜(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます!!ちゃかちゃん、うみちゃんらしい作品で何度も読み返してます!!大変だと思いますが、他の作品も楽しみにしてます!! (2019年10月2日 2時) (レス) id: 6d5069f39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま。 | 作成日時：2018年12月8日 17時
