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｢ねぇはる、私朝お弁当持って来てたっけ」
｢え、覚えてない。｣
｢忘れてきたかも…」
｢売店行くの付き合おうか？｣
｢いいの？！ありがと｣
入学して1週間。
今一緒にいるのは同じクラスの工藤遥。
入学式に声をかけて仲良くなった。
｢先輩とかもいるんでしょ？なんか緊張する…｣
｢A可愛いって先輩の中で話題らしいよ(笑)｣
｢まじ！？｣
嬉しさ半分、もう先輩方に目をつけられてると思うとちょっと怖い。
できるだけ目立ちたくないなぁ…
｢何食べる？｣
｢パンならなんでもいい｣
｢買ってくるから座ってていいよ｣
｢えっ、ありがとう」
はるが買ってきてくれるみたい。
優しい。
座ってスマホをいじっていると、なんとなく視線を感じた。
周りを見渡してみると色白の背が高い男の人と、さらに少し背の高いちょっとパワー系の男の人2人組と目が合った。
大人っぽいし先輩…かな？
目合ったのは偶然？それともここの椅子、もしかして座っちゃダメだったりするのかな……
はるには座っててと言われたけど、廊下の端で立ってようと思い逃げるように椅子から離れた。
｢ねぇ！｣
｢はい！？｣
急に話しかけられたと思えば、声の主はさっき目が合った男の人達…の、パワー系の方。
｢君何組？｣
｢い、1組です」
｢あーっ真逆かよ！俺ら8組！｣
よく見ると上靴も制服も綺麗。
どうやら同じ1年生らしい。
｢そうなんですね…！｣
｢名前は？｣
｢梶田Aです｣
｢梶田さん！俺は森本慎太郎ね｣
｢森本くん…｣
｢ん！で、こっちは京本大我｣
うわ……美人。
いや、決して森本くんが美人じゃないって意味ではなくて。
色白で、顔がシュッとして小さくて、まつ毛が長くて、キュッと上がった口角。
思わず魅入ってしまう顔だ。
｢…何、きょもに見とれちゃった？(笑)」
｢あ！いや、美人さんだなって…｣
｢そうでしょ〜。だってさ〜きょも」
｢ふふ(笑)｣
あ、笑った。
少し無愛想な方だと思ったけど、案外そうでも無いのかも。
人見知りなのかな。
｢きょも…」
｢そ、京本だからきょも。可愛いっしょ｣
｢可愛い(笑)｣
｢A〜｣
2人と、というよりほぼ森本くんと話しているとはるが戻ってきた。
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まいやん(プロフ) - 更新お疲れ様です！いつも楽しみに読ませていただいています！これからもご自身のペースで頑張ってください！ (2022年8月8日 17時) (
レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぇ | 作成日時：2022年8月1日 19時
