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「だめだ。行って人質にとられたら事態が悪化する」
『人質になんか先生はしないよ!! この1年で先生は私たちを大切にしてるって、本気で身に染みて分かってる!!! お願いだから、通して!!!』
「青子」
『(ﾋﾞｸｯ!!』
「いい加減にしろ。貴様らを通すわけにはいかんのだ
これ以上、俺に恥をかかせるな」
威圧する声と言葉
私はもう、何も言えなくなった
その時、後ろから記者たちが大勢走ってくる
写真を撮ったりみんなをカメラで映したり
馬鹿みたいに私たちが被害者だと、殺せんせーが悪者だと面白おかしく言う彼らは、もう病気だと思った
「うるせー!! てめーらの知ったこっちゃねーんだよ!!」
「とにかく、どけゴラァ!!」
「確かな筋から聞いたんです。地球が滅びる可能性は1%以下だって!! 危険じゃないってテレビで流してください!!」
「言われてるような悪い先生じゃないんだから〜!!」
『！』
記者たちが倉橋をアップするように言った
私は上着を脱いで倉橋の頭にかぶせて、守るようにそこから逃げる
『みんな、一旦帰ろう!!』
「警備もマスコミもどんどん来てる!! こんな状況じゃ何も言えないし聞いてくれない!!」
「…くっ」
「こら、青子!!!」
『炎司さんは、私の声なんて一度も聞かなかった!!!
焦凍の声だって!!! 私はあんたが憎い!!
どれだけみんなが辛い思いをしてるのかも知らずに、自分の利益のためだけに家族を、焦凍を使ったのかわからないでしょ!!?
あんたが私の話を聞かなかったように、私もあんたの話なんか二度と聞かない!!!
あんたが私を捨てたように、私もあんたのこと捨ててやる!!! 二度と私の目の前に現れんな!!!』
そう言い残して、倉橋の手を引いてみんなで逃げた
『とりあえず、うちの前まで来たけど…』
「どーすんだ、これから」
「…とにかく、ちゃんと現状を把握したいよ。何も情報聞かされてないんだから」
「…よし。手分けしてバリアの周囲や発生装置を偵察に行こう。夜にまたここに集まって対策会議だ
俺も…なんかうまく言えないけど、このまま終わっていいはずがない」
『こんなこと、すぐに終わらせてやる…!!』
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al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
