5-4 ページ38
「キミたちが必ず平等に授かり、いずれ平等に失う才能があります
それは若さです。若さという才能が逃げないうちに、何度も失敗して修正して、立ち止まらず前に泳いで行ってください」
『はい!! また明日!!』
暗殺を通して得た力は必ずヒーローになるときに役立つ
第二の刃にこれを背負って、これからは第一の刃を磨いていくんだ
.
『ただいまーー』
「おう、お帰り」
『え』
「?」
ドアを開けてみれば、紅白頭がいた
『え、何してんの』
「遊びに来たぞ」
『いや、鍵は』
「姉さんから借りた」
『…あ、そう』
キョトンとした顔立ちで私の鞄を持ったのは、従兄弟の焦凍
『焦凍も、雄英受けたんだよね。推薦だっけ?』
「あぁ」
『受かった?』
「おう。青子はどうだった?」
『1位通過で受かったよ。父さんたちも、お祝いだっていって変なの送ってきたから、気に入ったのあったら持って帰っていいから』
「それはそれで、どうかと思うぞ」
コーヒーを淹れて焦凍に渡すと、「熱ィ」と言われる
『そりゃあ、お湯だから』
「夕飯はなんだ?」
『それまでには帰ってください』
「……」
『私は私で勉強するから、焦凍も早く』
その時だ
嫌なことを感じたのは
「青子?」
『…………………』
嫌だ
何が嫌なのかわからない
でも、なぜか急に心臓が嫌な音を立てた
慌てて窓を開けて外を見てみれば、世界が一変した
E組の校舎に、何かバリアのような半透明なものが覆いかぶさってて、それがなんなのかE組の面々だけは、何が起きたのかすぐに察した
『もしもし!? 渚、見えてる!?』
《あれ、なんなのかな…!?》
『わかんない。とりあえず、殺せんせーに連絡…』
学校に急ごうと、渚に電話をしながら玄関に向かっていると、烏間先生からのメールが送られてきた
内容は、自宅待機指令
『…焦凍、今からすぐに帰って』
「え、なんで」
『ごめん、理由は言えないけどとにかく帰って。鍵ちゃんとかけて』
「あ、おい!」
殺せんせー、無事だよね!?
917人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
al8056(プロフ) - あれ?渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか?勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください!!!! (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年2月24日 11時