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『あれ、待ってたの？』
「遅いぞ」
「今日は海辺に行こうって話になってさ」
「ティラ、海見に行こう!!!」
『ふふふ…いいよ』
森の中を歩いていると、「あれェ？」と飄々とした声がした
「エースとサボじゃん。お前ら何してんの」
「シスラ…!!」
「お前こそ、こっちにアジトなんかねェだろ」
「散歩、散歩」
『2人とも、その人は？』
「あァ、紹介するよ。
「フロララ・D・シスラ!! 2人と同じ歳だよ」
『私は、ユナ・D・ティラ!! こっちは、ルフィ』
「モンキー・D・ルフィだ!!」
「元気だねェ…!! ルフィは何歳？」
「7歳だ」
「7歳かァ…!! まだまだデカくなるなァ」
ルフィの頭を撫でるシスラくんは、「それより」とエースくんの肩に腕を置いた
「お前さ、最近女の子に優しくなったとか聞いたけどホントか？」
「だったらなんだよ…」
「いやァ、あんだけ女は嫌いだとか泣き虫だとか言ってたクセに、なァにを手のひら返しちゃってのかなァって思ってさァ？」
「お前もなかなかだぞ」
「シスラは、エースとおれの友達で小さい頃から一緒に遊んでたんだ」
『そうだったんだ』
仲良しな空気を出す2人に、『本当に仲良しだね』と言うと、エースくんは横を向いた
「ティラちゃんって、本当いい子だよねェ…。なァさなァさ、今度遊ばね？」
「おれたちはそんなに暇じゃねェ」
「ツレねェやつ…」
「シスラ、アイツは？」
「あァ、タンポポなら寝てる」
『タンポポ？タンポポって、お花なの？』
「いや、あだ名だ」
“タンポポ”があだ名？
「今度会うと思うから、その時はこいつらが教えてくれるよ。タンポポっていう名前の理由も」
『？』
「なァ、タンポポってうめェのか？」
『タンポポは、天ぷらとかにすると美味しいんだよ
どこも食べれるから、今度天ぷらにしてみよっか』
「ホントか!!?」
「アレを純真無垢に言ってるってさ、なんかすげェよな…」
「ティラの問題発言は今更だ」
「どうしよう…。あいつ、ティラちゃんに会って食用にされたら」
「人間と植物の見分けぐらいできるだろ…」
「お前ら…」
「タンポポ、早く食いてェ…………(ｼﾞｭﾙｯ」
『ねェ(ｼﾞｭﾙｯ』
((いや、本気ですごいわ))
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年1月5日 23時
