君と一緒に海へ3 (ページ25)

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『クマって言ってた』

「うん」

『目の前にワニの顔があったら、びっくりするよ!!』

ワニをさばきながら、エースくんとサボくんに言えば2人は苦笑いをする

「ティラはワニ嫌いなのか？」

『嫌いじゃないけど、ビックリしただけだよ』

ペシペシと木の枝を叩いているルフィにそう返すと、ルフィは「そっかァ」と笑う

『でも、ワニの皮なんて何に使うの？』

「売るんだよ」

『売れるの？』

「あァ。結構高めに買い取ってくれるんだ」

『ヘェ…』

丁寧にワニの皮を剥いだ2人をまじまじと見ていると、洗濯物がパタパタとし出したので、慌てて取り込む

『ルフィ～！手伝って～～～～!!』

「おう!!」

ルフィに取り込んでいく洗濯物を家の中に運んでもらい、なんとか終わるとエースくんとサボくんもワニの皮を剥ぎ取る作業を終わらせていた

『晩ご飯の準備してくるね』

「あァ」

「腹減ったな」

「ティラ、早くな」

『みんなが手伝ってくれたら……。やっぱりいい』

みんなにさせたら、どんなことが起こるかわからない

大人しく、ダダンさん達と準備しよう

ご飯の準備も終わって、なんとかみんなが食べ終わって片付けもして…やっとゆっくりできる時間がきた

「はい、小遣いね」

『ありがとうございます』

またお金を2、3枚もらって、宝箱に入れる

そろそろ多くなってきたなァって考えながら、お金をしまっているとコロンッとお金が落ちてしまった

『おっとっと』

拾って大事にしまっておき、髪留めを取ってお風呂に向かう

みんならもう上がってるから、今入っておこう

『ダダンさーん、お風呂入ってきまーす』

「おー」

お風呂に入ってあったまって…。ホカホカのまま部屋に取ると、みんなが枕投げをしていた

「ティラもやるか!?」

『遠慮する…』

くるりと背を向けてそのまま部屋を出て、キッチンの冷蔵庫を開けて明日の朝のご飯を考える

ワニの肉が残ってるから、朝から焼いてサラダも作ってスープも作ればお腹は膨れるし

後は夜ご飯を狩ってきてもらえばいいかな

これが私の毎日の仕事なので、文句はあまりない