検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:36,246 hit

14-4 ページ15

「女の子が苦手なのもその理由で…。ごめんね、ティラちゃん…気を悪くさせて」

『んーん、気にしてない』









ダディアンくんもいろいろあったんだろう



私がその中にズカズカと足を踏み入れていいわけがない









『これからでいいから、ゆっくりでいいから、普通に話せるようになろうね』

「…うん」









少しずつでいい、仲良くなりたい









「ダディアン、今日はありがとうな」

「こっちこそ、ありがとう」

「んじゃ、また会ったらよろしく」

「うん」









今日もう夕方になり、それぞれの家に帰ることになる









「それじゃな」









みんなでダダンさんの家に帰ろうとすると、「ティラちゃん!!」とダディアンくんが服を掴んできた









『?』

「あ…あのっ…その…………ダディアンじゃなくて、タンポポでいい、から…そのっ…えと」

『…………』

「ごっ、ごごごご、ごめんね!!! 馴れ馴れしかったよね!? 無視して!!!」









頭を抱えてうずくまるダディアンくんに、目線が合うようにしゃがむ









『私ね』

「?」

『黄色大好き!!』

「え…」

『ホラ、私の髪の色だって金色でしょ?
もうちょっと暗くしていったら黄色に近づくでしょ?』

「!」

『それにね、黄色の瞳も素敵だと思うよ?
私なんて、ピンク色だし、金髪だし…………私の友達もね、金色の髪に赤い目で、緑色の髪と瞳を持ってたの』

「そう、なの?」

『うん。それにね、その髪も目もお母さんとお父さんからもらった大切なものだから、大切にしなきゃいけないよ?
周りの人から何を言われたって、自分は自分!!
だから…タンポポくんも、自分を好きになってね』

「……………………………!!!」









タンポポくんの手を取り、微笑むと垂れ目が大きくまんまるに見開かれている









「…うん!!」

















「よかったな、ダディアン」

「うん。おれ、女の子が苦手なのを克服する!! おれはおれなんだ!!!」

「そっか」
















「ティラ、今日はなんのご飯だ?」

『今日は、ワニのお肉とサラダだよ』

「肉だけ食う!!!」

『お野菜も食べなきゃダメ!!!』

「えぇ〜〜〜〜…」

15話 てるてる坊主→←14-3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
設定タグ:ONEPIECE , 原作沿い , サボ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年1月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。