ヒーロー科と結界師2 (ページ19)

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「これで大体片付いたか」

しばらく妖を滅しまくる

「桜が咲いてるうちはまだわかんないよ」

「桜も全部天穴で吸い込んだらどうかな」

「どうだろ、この桜、咲く気かあるうちは何度でも咲くから…」

『まぁ、やっても仕方ないってことだね』

「でもさー」

あ、そうだ

「神田」

『出久くん』

と、結界を解こうとすると2人がなぜか泣いていた

「もう動いていい、ってオイ、どうした!?」

『い、出久くん!?』

「やーだ、泣かしてるー。ごめんなさいね、このバカ2人が乱暴な扱いするから…」

「……!!」

『…………恐れられてるぞ』

「うるさい！あんたらが何とかしなさい」

八つ当たりかよ

と、金狼が2人の臭いをクンクンと嗅いだ

「ひぁっ!!」

「犬ゥ!?」

「あぁ、やっぱりね…。あの子ら霊感あるよ」

「え？」

『は？』

「だから見えてるってこと」

『ってことは…』

2人「えぇーーーっ!?」

見えてないと思ってたのに…

「あ…あのさ、神田」

『出久くん』

2人「ごめん！ほんっとごめん!!」

「まさか見えてるとは…ていうか怖い思いさせるつもりじゃ…」

『いや、これは言い訳だけど…でもちゃんと説明するか…』

と、2人で悩みながら出久君たちに事情を説明する

やっと納得いく説明をして、2人を校門まで送る

「ごめんな。巻き込んどいてなんだけどさ、俺らのこと、内緒にしといてくれるかな…？」

「言わないよ、変に思われちゃうもん」

『そりゃそうだ』

「ねぇ…守香ちゃん、良守君は、そういう変な力があるの、嫌じゃないの？」

2人「ん？別に」

『まーー、家業を嫌だと思ってた時期はあったけど…でも、周りにとって変でも、私たちにとってはもう普通のことだからなぁ…』

変って言われても、今更だし

「どうとも思わねーな、今更」

「そっか…すごいなぁ…」

「ん？何が？」

『ま、とにかくさ、私たちはまだ仕事あるから送れないの。だからこれも秘密にしといてくれる？』

式神を使って2人を家まで送るように命令した

桜は次の日に跡形もなく消えていた

出久くんはそれからというもの、私にわからないことなどを聞くようになった