現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ43)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:36,043 hit

126-6 ページ43

『エレーラ…………!!!』

「おい！」

『私が…行かなきゃ…!!』

「おい、早くしろ!!!」

「とにかく、出血点を止血しよう!!!」

服を脱ぎ、グッと傷口に押し当てる

「こちらです!!!」

「一体なんだって言うんだい!!」

「リカバリーババア!!!」

「海波…!?」

「早く!!!」

レンを治癒したババア

「リカバリーガール!!!」

「相澤」

「一体、何があったんだ!!!」

「それが」

半分野郎と先生が帰ってくると、デクたちが事情を説明して、半分野郎はレンに駆け寄ってきた

「レン、レン!!!」

「うるせェ!!!」

「爆豪、何があったんだ!!?」

とにかく、寮の中に入りレンをソファーに寝かせると事の経緯を話した

「そうだったのか…。エレーラが」

「世界政府に連れて行かれた…」

「レンは、エレーラを連れ戻そうとして…」

「…………さっき、市長が来た」

「え」

ﾄﾞｻｯ

「「!!!」」

『ハァ…ハァ……。市長に、会わせてください…!!』

「海波…」

『早く、行かなきゃ…いけないんです!!!』

ソファーから落ちたレンの瞳は、強く鋭かった

レンside

「…すぐに呼ぶ」

そう言って出ていった相澤先生

だるい体を動かし、立ち上がる

「レン!!」

「無理しないで!!」

『大丈夫…。ここで、立ち止まってなんかいられない』

エレーラを救うには、急いで追いかけなきゃいけない

「海波」

『！』

「彼だ」

「ンマーーーー…なんつうか、また会ったな。嬢ちゃん」

『アイスのおじさん!!?』

「アイスバーグだ」

「あ、あんたは？」

「ウォーターセブンっていう島の市長をしている。まァ、この子とは船の縁でな」

『それより、どうして…』

「あぁ、まぁ簡単な話だ。エレーラの話だ」

『何か知ってるの？』

私が聞くと、アイスのおじさんが「あぁ」と頷いた

「おれとエレーラ、ニコ・ロビンは同様に…世界を滅ぼすほどの、“古代兵器”を呼び起こす術を持っていると思って聞け」

『そんなの今更だ』

「…そうだったな………」