現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ37)

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「ではなぜ、このタイミングで復帰を…？」

「今度発表されるんだけど、ヒーロービルボードチャートJP下半期、私たち、411位だったんだ」

ヒーロービルボード？

『出久くん、説明』

「ヒーロービルボードチャートJPっていうのは、事件解決件数、社会貢献度、国民の支持率などを集計して、毎年2回発表される現役ヒーロー1番付け!!
すなわち、上位に名を刻んだ者ほど人々に笑顔と平和をもたらしたヒーローなんだ!!!」

『へー…』

エースは何位なんだろ

「ちなみにエース先生は5位」

『意外と上だ』

「ビルボードかァ」

「そういえば下半期、まだ発表されてなかったもんね」

「色々あったからな」

「オールマイトのいないビルボードチャートかァ。どうなってるんだろう。楽しみだな」

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『まァ、やっぱり1位はエンデヴァーか…』

万年No.2の男が、1位にならないわけがない

2位はホークス、3位がエースだった

「レンちゃん!!!」

『うぉっ(ﾋﾞｸｯ』

紅茶を入れて、眠気を覚まそうとしたら出久くんが慌てて走ってきた

『どうしたの』

「いいから、こっち!!!」

『うぉっ!!?』

テレビの前まで押されて、何事かと思ってテレビを見れば

目を疑った

エンデヴァーが、左目に重傷を負い、腹にも大きな怪我を負っていた

チリッと何かが燃えた気がした

『焦凍、見ちゃダ…』

焦凍に向き直ると、焦凍は私の手を取って強く握った

「轟…！」

「轟くん…！」

自分に、酷いことをしてきた人でもそれでも、エンデヴァーは自分の父親だ

《突如として現れた1人の敵が!!
街を蹂躙しております！ハッキリと確認できませんが、“改人脳無”も多数出現しているとの情報が
現在ヒーローたちが交戦・避難誘導中！
しかしいち早く応戦したエンデヴァー氏は、この光景嫌でも思い出される3ヶ月前の悪夢》

テレビの画面から見える人々のパニック

これが、象徴の不在…

「パニックだ…！マズいぞ」

「轟さん…！」

「テレビつけたら…エンデヴァーが！」