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「おれの目的は、ハナからそれさ。そいつがあれば、この地に最高の“軍事国家”を築くことができる…!!」
「兵器…!? そんなものが、この国に!!?」
「王位とともに継承される秘密か…」
「おれがこの地で王となりゃあ、そこいらの海賊どもを傘下につけることなど容易いことだ…!!
勢力は増し、いずれは政府をも凌ぐ力を得る…夢のような国だ!!」
「そんなことを、世界政府が許すはずがあるまい」
「だろうな。だから必要なのさ。強大な“
「一体どこでその名を聞いたのかは知らんが…!!!
そのありかは私にもわからんし、この国のどこかにそんなものが実在するのかどうかすら定かではない」
「………なるほど、その可能性もあるとは思っていた
確かに…存在すら疑わしい代物であることはおれも承知だ
ところで、今国王軍が群がっているそこの宮前広場、今日午後4時半、つまりあと30分で強力な砲弾を打ち込む手筈になってる」
「「!!!?」」
砲弾、ですって!?
「直径5キロを吹き飛ばす特製弾だ。ここから見える景色も一変するだろうな…」
「30分後に5キロ…………!!!? そんなことしたら…………!!!」
「嬉しいだろう？
お前は散々反乱を止めたがっていたからな
おれの計算によると、あと20分もすりゃ反乱軍はそこの広場に到達し、戦いを始めるだろう
宮殿を破壊するなんて遠回しなことをするより、本人たちを吹き飛ばしてやった方が手っ取り早い」
「どうしてそんなことができるのよっ!!!
あの人たちが一体あんたに何をしたって言うの!!?」
自分たちの国を守りたいがために戦っていただけじゃない!!!
クロノシスは下らないと一蹴した
．
．
「ティカ!!!!」
「弱ェってのは、罪なもんだ…」
クロノシスにやられたティカ
もう、どうすれば、いいの？
「ミラウ!!!」
「え？ドーザ!!!」
「お前…!! 昔使った“抜け道”から………!?」
「…………おれの目はどうかしちまったのか………!?」
砂砂団のリーダーのドーザが現れ、クロノシスやパパを見た
「……………国王軍を、説得に来たつもりだったが………!!!」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年11月10日 19時
