現海賊は現在ヒーロー科 (ページ9)

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1話義務教育時代ページ9

この世界に来てから早1週間を過ぎた頃

戸籍というものを調べてもらうと、どうやら私の名前は「海波レン」という名前らしい

まァ、うん。なんだろう

『あとは…この世界のことと、地形と天気と…』

「レンちゃん、お勉強好きなの？」

『大事なこととかちゃんと覚えておきたいんで…』

ここでしか学べないことがあると思う

だとすれば、私がすることは１つだけ

この世界のことについてを知る必要がある

かつきくんは、「ようちえん」という子どもが集まっている場所に行っているらしく、私はそんな中に入れないし、数十人といる子供を前にして平然として入れるわけでもない

本を読み漁り、ノートや紙に丁寧に全てのことを写していく

そして、この世界には“悪魔の実”とは違い、一人一人に「個性」という力があるらしい

悪魔の実を食べなければ力は得られないけど、「個性」は、親の力を引き継ぐことができるという

世の中も驚くことばかりだと思った

かつきくんの「個性」は“爆破”

手のひらで爆破を起こすという強い“個性”

いずくくんは…無個性と、普通の人間、つまり悪魔の実を食べていない人間ということになる

まァ、簡単に言えば私みたいな感じだろう

かつきくんは、「個性」が出てからは性格もどんどん悪い方向へと進んできたと、光己さんが教えてくれた

自分の力をひけらかしたい人間は、いつか痛い目にあうから放っておけばいいと思うけど、それが理由で人を傷つけていいというわけではない

(まァ、子どもの遊びの延長だろうし…)

力を持っていようが、それを活かすも殺すもその人次第

人を傷つけるのに使えば、その力は死んだことにたり

人を救うのに使えば、その力は活きていることになる

どうでもいいけど、私は「コピー」という“個性”

見たものを全て自分の力に変えることができる

つまり、ルフィのゴムゴムの実の能力を使えるというわけで

まァ、使わなくてもいいんだけど…

それに、見ないと“個性”は使えないわけで

イメージをすれば使えるというわけでもない

どちからといえば、不便である

この辺りのことを見て回ろうと思い、光己さんに許可をもらって外に出た