現海賊は現在ヒーロー科 (ページ5)

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一瞬にしておじさんの背後に回り込めば、おじさんはバリッと服を破いた

あらら

『えぇっ!!!?』

なんか、翼的なものが現れた

え

『ペガサス!!?』

「違うだろ!!!」

かつきくんに突っ込まれた

おじさんは、こちらに向かって突っ込んでくる

私はすぐに回避すると、鉄パイプをスラッと抜いた

「なめ腐りやがって……!!!」

容赦なく私から標的を外し、かつきくんといずくくんに向かっていく

2人「うわあああああああ!!!」

『無関係な子どもを狙ってんじゃないよ……』

おじさんの前に回り込み、武装色で硬化した鉄パイプで一気に殴り飛ばす

家の塀に激突したおじさんは、ガラガラと瓦礫に埋もれた

「うわあ!!? なんだ!!!」

『2人とも、こっち!!!』

「え!?」

「あ、おい!!!」

リュックと鉄パイプを背負い、2人の手を引いて私がいた橋の下まで走った

ここまで来れば、大丈夫だろう

『2人とも、怪我はない？』

「うんっ」

「お前、すっげぇ強えんだな!!!」

『それはありがとう。まだ自己紹介してなかったね、私はレン。よろしくね』

「レンちゃん、よろしくね!!!」

『うん』

いずくくんがにっこりと笑った

なんだろう、昔のルフィに見えた

え、可愛い

『ここはなんていう島なの？』

「島？」

「ここは日本って言うんだぜ!! そんでもって、おれたちがいるのは、しずおかっていう「けん」なんだぜ!!!」

「かっちゃん、よく知ってるね!!」

『しずおか？』

初めて聞いた名前の島……

『じゃあ、港に行けばなんとかなるかな…』

「なんで港なんだ？」

『え、海に出ればなんとかいけるかなって』

2人「え？」

『え…？』

キョトンとした2人は、何言ってるのみたいな顔をした

え、なんで？

『ねェ、この辺りに海軍とかの基地とかある？』

「かいぐん？」

『うん。食料調達と情報を集めなきゃいけないし…』

「何言ってんだ、お前」

『え？』

「かいぐんってなに？」

『え、だから海賊から海を守る正義の味方で』

「海賊？正義の味方っていうのは、オールマイトのことだろ？」

『え？』

ちょっと待って……