現海賊は現在ヒーロー科 (ページ37)

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「いいや！もう二歩先に踏み込む！屋内での対人戦闘(・・・・)訓練さ!!」

『屋内での対人戦闘？』

「敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ」

ふーん

「監禁、軟禁、裏商売…
このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内(やみ)に潜む!!

キミらにはこれから、「敵組」と「ヒーロー組」に分かれて、2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

えぇ……

『基礎訓練とかもなしで？』

「その基礎を知るための実験さ！

ただし今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ」

ぶっ壊せばオッケーなロボなんているんだ

「勝敗のシステムはどうなります？」

「ぶっ飛ばしてもいいんすか」

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…………？」

「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」

「んんん～～～～。聖徳太子ィィ!!!」

一名ほど、なんということをという言葉が出た

「いいかい!? 状況設定は、「敵」がアジトに「核兵器」を隠していて、「ヒーロー」はそれを処理しようとしている！

「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収すること

「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか、「ヒーロー」を捕まえること」

カンペ読んでる

「コンビ及び、対戦相手はくじだ！」

「適当なのですか!?」

『ん…？待って？』

2対2の屋内戦をするんだから……

A、B、C、D、E、F、G、H、I、J……

あれ

A、B、C、D、E、F、G、H、I、J……

『1人余る!!!』

「海波少女は、1人で頼むよ」

『1人!!!』

ここに来てもまた1人

「続いて最初の対戦相手は、こいつらだ!!」

『いけるかァ!!!』

「Aコンビが「ヒーロー」!! Dコンビが「敵」だ!!」

『はい、波乱な気がする』

Aコンビが出久くんとお茶子ちゃん

Dコンビが勝己くんと飯田くん

ハイ、もうやばい気がする

訓練で使うビルの地下モニタールーム

モニターにはいたるところにカメラがつけられており、どこからでも戦いが観れるようになっている

勝己くんと出久くんの対戦が始まった

『…………』

2人をよく知る私だからわかる

初戦からひどい戦いになる