現海賊は現在ヒーロー科 (ページ26)

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『ただいまです』

「お帰り!! 遅かったね!!!」

『近くで敵が暴れてたって聞いて…』

「ああ、それなら仕方ないね」

みりんを渡した後、ローブを自分の席にかけるとガチャンとドアが閉まった音がした

『あ、お帰り』

「…………」

黙ったままの勝己くんは、そのまま階段を上がって自分の部屋へ向かった

「勝己？」

『はい』

「ただいまぐらい言いなさいよね!! 勝己!!!」

『光己さん』

「？」

『今はそっとしておきましょう。多分、疲れてるんです』

「……？」

馬鹿にし続けていた人に、助けられたらそりゃあ傷つくし屈辱だろうね

でも、自分で巻いた種だからね

同情はできるよ

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そして、ドロドロ事件から何ヶ月か経った頃

「レンちゃん!!!」

『…………どふぃふぁほ？』

勝己くんがいない時に家に来た出久くん

ちなみに今はアイス食べてる

「受験勉強一緒にしませんか!!!?」

『そんなにたどたどしい態度しないでよ。ちょっと待ってて、準備するから』

玄関に入れ、階段を上がる

リュックに筆記用具やノートに教科書類を諸々詰め込み、下に降りる

『光己さーん』

「んー？」

『出久くんと勉強してきまーす』

「はーい。気をつけてねー」

『はーい』

玄関に向かい、『行こう』とドアを開ける

『どこでするの？』

「暑いから、僕の家でもいい？」

『どこでも』

アラバスタに比べたら全然耐えれる暑さだし

「お母さん、ただいま」

「お帰り、出久。あら、レンちゃん」

『お邪魔します、引子さん』

もう行き慣れた緑谷家

「お茶持ってくるから、部屋に行ってて」

『うん』

入り慣れてもいる出久くんの部屋

赤と青と黄色に白といった色がひしめく部屋には、オールマイトのグッズがすごいある

お金あるのかな

「おまたせ」

麦茶を持ってきた出久くんに、『どれからする？』と聞く

「んー、英語かな」

『よし来た』

私は理科や国語などの教科の中で1番好きというか得意というのは英語

なぜか向こうの世界での言語が英語だったのだ

習った当初、びっくりたまげた