現海賊は現在ヒーロー科 (ページ14)

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椅子に座り、光己さんからもらった静岡の中にある中学リストに目を通した

もちろん、かつきくんといずくくんが通う予定の中学の名前もある

しょうとくんとは今では交流もなく、アレは本当に会ったのかなァとも思うほど

「どこに通うつもりだ」

『んー…凝山中学かなァって』

「はぁ？折寺のほうが近いだろうが」

『それもそうなんだけど…どうせ、キミが雄英行けっていうんなら、ちゃんと考えた方がいいよなァって…』

「チッ」

ふてくされたかつきくんは、またベッドに寝転がった

「てめェ、落ちたらぶっ殺す」

『はいはい』

紙に書かれた「凝山中学」の文字に大きく丸を書いた

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ー

「レンちゃーーん!!!」

あったかい時期が来たこの頃は、中学生になっていた

うん、時が経つのも早いもの

『はァい!!』

少し大きめの声を出して返事をし、凝山の制服に身を包む

紺色のセーラー服に赤色のネクタイをつけ、黒のタイツを履く

軽い足取りで部屋を出て、階段を降り、リビングに行けば光己さんと勝さんと、勝己くんがいた

いつまでもひらがなでいると、勝己くんに爆破されそうなのでちゃんと漢字に直した

「おはよう」

『おはようございます』

「あら、似合ってるわね!!」

『ありがとうございます』

トーストとスクランブルエッグという組み合わせも今まで何度もあったので、なんとか慣れた

一応言っておくけど、私はパンが嫌いだった

でも、サンジのサンドイッチのおかげでパン嫌いを克服し今別の人のパン嫌いを克服させようとしている最中である

「おい、レン。早く持ってけ」

『あ、うん』

またその人のことはおいおいと説明するとして、今は朝ごはんを食べる

パクパクと食べ始め、10分で食べ終え全ての支度を済ませた後、この世界に来てから盗んだリュックに必要なものを全て詰め込んだ

玄関で靴を履いていると、「待てや」と勝己くんも降りてきた

「2人とも、気をつけてね」

「ごめんね、入学式に行けなくて」

『いいんです。お祝いしていただけるだけで嬉しいんです』

今日は折寺と凝山の入学式

光己さんと勝さんは、勝己くんの中学の入学式に行くらしい

寂しいとかないよ？

お祝いたくさんしてもらったから