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そう思うと、とてもじゃないけど触れることができなかった
出した手を引っ込める
決して怖気ついたわけじゃなかった
ただ、今まで冷たくしていた人間がいきなり慰めたりしたら、誰だって驚くものだ
おれは、ティラを慰めてやれない
寄り添ってやれない
ﾁｮﾝﾁｮﾝ
「？」
(大丈夫)
サボは、口パクでそう言って笑った
おれはその言葉に背中を押されて、もう一度引っ込めた手をティラに近づけた
おずおずと
ﾎﾟﾝｯ
『!!!(ﾋﾞｸｯ!!』
「(ﾋﾞｸｯ」
ティラの頭に手を置くと、肩を大きく揺らしてこちらを見上げたティラ
驚いたように目を大きく開けた後、おれを見てさらに泣いた
『うわああああああああああ!!!』
「(ｵﾛｵﾛｯ!!」
「ハハッ」
おれの胸に飛び込んで泣きじゃくるティラに、おれはどうすればいいのかもわかんねェし、頭に乗せたままの手をそのままにしておけばいいのか、それとも、そのまま載せておくべきなのか、わからなかった
助けを求めるようにサボの方に目を向けると、「撫でてやれ」と言われた
おれは、ぎこちなくティラの頭を撫でた
そしたらティラは余計泣いた
『うっ、ごわかったァ…………ッ!!!』
「…………(ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ」
『怖かったよォ〜〜〜〜……………!!!』
どんなに、怖かったのだろうか
嫌いだと言っていた海賊に攫われ、襲われた
これ以上ない恐怖だったんだろう
それが辛くて、胸が痛くて張り裂けそうになって
ずっとおれの胸の中で、服を強く掴んで大粒の涙を流すティラの頭をずっと撫で続ける
「もう大丈夫だ。エースとおれがいるからな」
サボが言えば、ティラはサボの胸にも飛び込んだ
おれとサボの胸の中で泣いているティラは、小さな子どものように泣き喚いた
おれたちは、目を見合わせた後「仕方ないな…」と思いながらずっとティラが泣き止むまで頭を撫で続けた
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サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
