1-6 ページ16
ティラside
なんでバレた？
なんで、なんで…………!?
ちゃんと肌身離さず、持ってたはずなのに…………!!
『ハッ…ハッ…!!』
木に手をついて、息が上がったのを整えるように空気を吸い込む
『まさか…』
ダダンさんに呼ばれて、用をしていたあの時…？
あの時、しまってたと思ったら机の上にあって、慌てて直した…
もし、あの時エースくんが見ていたとしたら…
『あの、時だ………』
バレても問題はない、でも
『不審、がられた…………』
絶対そう、絶対そうだ
『……………仕方ない』
地図を取り出し、すぐに破いた
『これで、もう大丈夫だ』
地図はまた書けばいい
しばらくは大人しくしておこう…
数日後・エースside
あの女、ティラという奴はおれが言ってからあいつは夜中に何処かに行くことはなかった
だが
「ティラ」
『ん？』
「あのさ」
サボがティラと仲良くなった
「なァ、エース」
「(ﾌﾞｯｽｰｰ」
(うわァ…。あからさまにすねてる)
いつも以上にぶすくれ、サボと目を合わさないように顔をそらす
「あのなァ、なんでそんなにブスくれてんだよ」
「ぶすくれてなんかねェよ」
「どこがだよ」
「うるせェな、さっさと行くぞ」
「へいへい…。じゃあ、また後でな」
『うん』
サボを連れて、海賊貯金の稼ぎに行く
あいつは海賊貯金のことは知らない
「あのさ、ティラのこと受け入れてやれよ」
「はァ？」
「だってさ、なんか変なんだよ」
「変ってなんだよ」
「よくわかんねェんだけどさ、たまにティラ、思い詰めたような、悲しそうな顔するんだよな」
「悲しそうな？」
「うん。なんか、こう…わかるか？大切な宝物をなくしたみたいな」
「いや、わかんねェよ」
「どうやって表せばいいんだ………？」
「知るか。それより、今日はどの辺りに行く？」
「そうだなァ…。西側とかでいいんじゃないか？」
「どうせ、早く戻れるようにしたいんだろ」
「あ、バレた？」
(こいつ…)
どんだけあいつを気に入ってんだよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - くまくまたろう。さん» ありがとうございます！ちまちまと更新していきます！容姿は私も好みです！！！金髪いい感じ〜〜〜〜 (2019年9月13日 11時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - え、好きです。(唐突)楽しませてもらってます…金髪とかもろ好みです。ありがとうございます。サボは推しです。ありがとうございます。色々ありがとうございます。(？) (2019年9月5日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - マリン さん» ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、よろしくお願いします！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - こちらも読ませて頂いてます！更新頑張ってください！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年7月29日 19時
