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「けど、サボのやつ」
『？』
「おれやルフィのことを忘れやがって…!!! いつか絶対にぶん殴ってやる!!!」
そう言いながら、メラメラと怒りに震えていると『フフフ』と笑い声が聞こえる
『殴っちゃダメだよ』
「でもよ、セレナのこと忘れたんだぞ？」
『それでも、殴っちゃダメ』
「けどよォ」
おれが駄々をこねていると『エースの気持ちだけ受け取っとくから』と、鼻先を突かれた
こんな風になだめるのも変わらない
『こうやって怒ってくれるだけで、私は嬉しいよ』
少し赤くなった目尻の涙を指ですくいながら、笑って答える
セレナがそれでいいなら、いいけど……
けど、いつか
おれの前に現れたら
セレナが苦しんだ年分、ぶん殴ってやるつもりだけどな
ついでに、おれとルフィを忘れたことも倍で返してやる
セレナside
宴に連れ戻され、みんなで飲んでいると、イゾウさんが「かるたをしないか」と誘ってきた
甲板でかるたを広げると、「セレナ、いいか？」と聞いてくる
『はい、構いません』
「んじゃ、読むよい」
マルコさんがかるたの札を読み上げる
ついでに言うと、ワノ国のかるた…百人一首というらしい
上の句が読まれる
マルコさんが上の句の一文字を読み上げると
ｽﾊﾟｧﾝ！
「!?」
ﾊﾟｼｯ…
私が取った札は、空中を舞うと甲板の床に落ちた
『1枚ゲット』
「これは、強い」
「セレナ、かるたなんてやったことあったのか？」
『小さい頃に、故郷でね』
年が明けた次の日に、島でのかるた大会が開催されるから、毎年出ては優勝してた
イゾウさんとのかるたの取り合いは、運命戦までにもつれ込んだ
最後の1枚……
「せ……」
ｽﾊﾟｧﾝ！
ﾊﾟｼｯ…
「…………負けたよ」
「すっげェ」
「イゾウに勝った…!!?」
私が最後の1枚を取ると、イゾウさんは両手を挙げた
『イゾウさん、強いですね』
「セレナに比べれば、まだまだのようだな」
『またお手合わせしてください』
「セレナが良ければ、いつでも」
優しく笑ったイゾウさん
「セレナ、ホラ」
『ありがとう』
エースが最後の1枚の札を渡してくる
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ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんやっと任務中にだけどトラ君と再会できましたね、めっちゃ感動的な再会でした｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ (2019年7月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ぷぅさん» ヒロインの辛さは必ず報われると信じて書いております。どんなことがあっても、彼女なら乗り越えられます、だって今までだって辛いことを乗り越えられてきたから！！！！ (2019年7月7日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - まさか2人が朝までサボの部屋で寝てたなんて(゜ロ゜)マーナに触れてたそんな手で純粋な心を持ってるヒロインちゃんに触れないで(о｀Д´)＝⊃)`з)また暴言失礼しました(T_T) (2019年7月7日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - キャー、サボが記憶を取り戻したらシエルがサボを血祭りにしてやるって思ってるなんて恐ろしい ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ でも私もサボが記憶取り戻したら「記憶取り戻すの遅いんだよ(о｀Д´)＝⊃ωΦ）」って殴りたい(○｀ε´○)プンプン!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんのローの呼び方がトラ君だなんて可愛い呼び方(笑)( ´艸｀)大人になって再会した際にはその時もトラ君って呼ぶのかな？その時はローはヒロインちゃんに「ガキじゃないんだからトラ君じゃなくてローって呼べ」って怒られそう(笑)(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年6月17日 9時
