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『すでに海賊というもので、縛られてるよ？』
「…………」
『どちらに転んでも、私は自由にはなれてないよね？』
……………………
「クッ…」
『？』
「ハッハハハハハハ！」
帽子に手を当て、大きな声で笑った
『トラくん…？』
「クククク…。悪ィ悪ィ…確かにそうだな」
なんとか笑いこらえる
「セレナの言う通りだな」
『何が？』
「どちらにせよ、お前は縛られてる…。自由というものには、手を伸ばしてもお前は今は自由じゃない」
『そう？革命軍は、どちらかといえば自由だと思うけど？』
「おれから見れば、縛られてるよ……」
『え……？』
自由に手をどんだけ伸ばしても…
「想いという縛りからもな」
『!!!』
セレナside
トラくんは自信満々な顔つきでそう言ってきた
ドキンッと心臓が跳ねた
『な、に言ってるの』
「言ったろ？“診察”が必要だって…」
そういう、意味……
「まァ、診察は話が終わってから…。とりあえず、席に座ってろ」
トラくんはそこまで言うと、食堂を出た
フラリとした
手近にあったテーブルに手をついた
なんで、トラくんにわかったんだろう
そんなに、顔に出てたかな……？
「大丈夫？」
『大丈夫』
マーナに声をかけられ、すぐに答える
しまっておかないと
区別しないと
理解しないと
別々の人だと
「トラ兄、前よりも過保護だ…」
「どういうこと？」
「トラ兄、セレナ姉ちゃんに何かあると見たことないぐらいの鬼の形相で怒ってたんです。ね、セレナ姉ちゃん」
『うん…。トラくんの般若の顔はもう見たくない』
((何があったんだ……!!?))
思い出したくない思い出にブルブルと体を震わせた後、みんなおもいおもいの席に座る
私はシエルくんとジュアと向かい合わせで座って、隣にはコアラちゃん
サボとマーナは隣同士で座っている
ﾊﾞﾀﾝ
「お前ら、呼ぶだけで遅いんだよ」
「だって、キャプテンが友達とか言うから」
「けど、“青き一等星”と友達なんて、なんでキャプテン黙ってたんですか!!?」
「おれもさっき知った」
「「うそだろ!!?」」
騒ぎながら食堂に入ってきたトラくんのクルーたち
「遅くなって悪ィな…。コイツらはおれたちのクルーだ」
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ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんやっと任務中にだけどトラ君と再会できましたね、めっちゃ感動的な再会でした｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ (2019年7月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ぷぅさん» ヒロインの辛さは必ず報われると信じて書いております。どんなことがあっても、彼女なら乗り越えられます、だって今までだって辛いことを乗り越えられてきたから！！！！ (2019年7月7日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - まさか2人が朝までサボの部屋で寝てたなんて(゜ロ゜)マーナに触れてたそんな手で純粋な心を持ってるヒロインちゃんに触れないで(о｀Д´)＝⊃)`з)また暴言失礼しました(T_T) (2019年7月7日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - キャー、サボが記憶を取り戻したらシエルがサボを血祭りにしてやるって思ってるなんて恐ろしい ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ でも私もサボが記憶取り戻したら「記憶取り戻すの遅いんだよ(о｀Д´)＝⊃ωΦ）」って殴りたい(○｀ε´○)プンプン!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんのローの呼び方がトラ君だなんて可愛い呼び方(笑)( ´艸｀)大人になって再会した際にはその時もトラ君って呼ぶのかな？その時はローはヒロインちゃんに「ガキじゃないんだからトラ君じゃなくてローって呼べ」って怒られそう(笑)(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年6月17日 9時
