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ガープらの手によって捕らえられたが、能力者の力を封じる海楼石の足枷を自ら両足ごと切断し脱獄を図った






それ以来、ぷっつりと行方を断っていた















髑髏を掲げた空飛ぶ島船の主


その名前は
















「“金獅子のシキ”……!!」














島船の船尾に建てられた灯台のライトがガラリと海賊本部に光と影を焼き付けた





望楼に立った獅子髮の男は、そしてバッと手を振り払った











糸が切れたように宙吊りになっていた海軍艦隊が次々と落ちていく









船はことごとく海面に叩きつけられ、真っ二つに大破していく


水柱が上がり、高波が桟橋に押し寄せて海兵たちをさらっていく




埠頭の施設に落下した船もあり、武器庫の火薬に誘爆して黒点が上がった









通りすがりの奇襲



そして被害は甚大だった
十数隻の艦隊がたちまち海の藻屑と消えていく




海兵たちも反撃に出ていた



だが本来、海上の敵を攻撃するための砲は、空に向かって撃てない
島船はゆうゆうと上昇すると射程外に去っていった














「大人しく伝説になってりゃいいものを…」













恐るべき能力者の島船を見送りながらガープはギッと歯噛みした









なぜ、今になって…?


















「今更世界に復讐でも、しに来たか…!!?」



















ー時は流れ…ー















うっそうと樹木が生い茂ったジャングルを息を切らしては進む影が2つ…





巨大なシダの葉に麦わら帽子が引っかかって後ろにずれる
左目の下に傷がある精悍な17歳の少年の顔が現れる




木の枝が顔にかかり「んぶっ!」という声を荒げながら前に進むのは、キラキラと太陽の光を浴びて輝く金髪の少年
















モンキー・D・ルフィは麦わらの一味の船長





アッシュ・リンクスはルフィの弟と認知されている










世界政府がルフィにかけた懸賞金は生死を問わずに3億ベリー
彼の一味のトータルバウンティ…懸賞金総額は12億を超える






ルーキーとしては、まさに破格
すでに海軍の将校クラスや王下七武海の何人かとも渡り合うほどの実力を備えていた




だが今、ルフィとアッシュのそばには、頼もしい仲間も姉もいない












「もう1週間経ったぜ、ルフィ…」

「あぁ…早く、あいつら捜さねェと」

「おい、ちょっと待て……ルフィーーーーーっ!!!?」














リュックと水筒を抱えたルフィは、アッシュを抱えて高度数千メートルの空の対岸へと飛んだ

0-3→←0話 始まりの邂逅



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年8月10日 12時

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