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ﾎﾞｵｯ
「ぐっ！」
「うっ…」
『爆豪！緑谷！焦凍！』
ドサドサッと地面に倒れた3人は意識があまりない状態だった
残っているのは私。残り時間は1分、やるしかない
腰に刺してあるナイフと銃を取り出し、そのまま炎司さんに突っ込んでいく
パンパンっという渇いた銃声とナイフが空を切る音が響き、炎司さんは軽々と避けてしまう
「ふんっ！」
『あ"……ガッ！』
ズンッという重い1発が入り、ガクッと膝を崩して地面に倒れる
『ゴホッ………！』
「青子………」
炎司さんの拳を受けて何度も咳き込みながらゆっくりと起き上がる
《やりすぎでは…》
《テストなので、もう少し手加減してください！
No.1に学生が叶うとは思いませんが…》
「それは、奴らをみくびり過ぎだ」
グッと足に、拳に力を込める
「雄英には、欧州の諺を借りた校訓があってね…」
3人が立ち上がり、そして諦めずに立ち向かうように私も立ち上がり、炎司さんに1発入れるために足を出す
「Puls Ultraだ」
爆豪が炎司さんの背中に回り込み、爆破入れると体制を崩した炎司さんに炎で焦凍が目の前を燃やして行く
「やるな、ショート！」
その炎の中から、かつてないほどの勢いで現れる緑谷
炎から、そして炎司さんの視界を狭めるように地面を作り替えた棘を向けて緑谷のサポートをする
避けられたとしても、この棘が炎司さんを突き刺す
SMASH!!
たった1発、されど1発
その1発が入った時、《時間です！》の声と終了の合図が鳴り響いた
「クソッ！あと30秒ありゃぶっ飛ばせた！」
「火力、足りなかった。もっと上げねえと…」
『分解と修復、間に合わなかった…もっと調整しないと』
「辛くも一撃当てられたけど仮にこれが実際に敵との戦闘だったら(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」
『緑谷、緑谷』
ガリガリとノートに書き記し、ブツブツと言う緑谷に声をかけると「ハッ！」と顔を上げてこちらを見ている
『落ち着いてよ』
「あ、うん。ごめんね」
『1発入れた。テストには合格、そうだよね？』
「そうだ！これで…」
「合格だ！」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年8月5日 17時
