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16-5 ページ47

大きく挨拶をした後、みんなで体育館の中に入っていく









「研磨!」

「あ」

『えっ…』









日向が一際目立つ金髪のプリン頭の男子に声をかけた









「ねねね音駒だったの!?」

「あ、うん」

「なんで教えてくんなかったんだよ〜」

「だって、聞かれてない…」

「……。でもお前、最後に“またね”って言った!
なんか知ってたんだろ!!」

「Tシャツに、KARASUNO HIGH SCHOOLって書いてあったから」

「うぐ…」









いつ会ったんだろう…というか、喋ってる…









「ヘイヘイヘイ、ウチのセッターに何の用ですか」

「っ!!!(ビクッ」

「ちょっと…」

「ひっ」

『うわっ』









逃げ腰で俺の影に隠れる日向と、「そっちこそ」と後ろから現れたのは田中さん









「ウチの1年に何の用ですか、コラ」

「田中さん!?」

「なんだコラ」

「やんのかコラ、シティボーイコラ」

「“やんのか”って、やるんだろこれから。試合なんだから
あとシティボーイとかやめろ、はずかしい」

「山本、お前すぐ喧嘩ふっかけるのやめろ。バカに見えるから」

(すごいな…あの2人を一瞬で潰した)









俺、喧嘩ふっかけるのはやめとこ…相手のこと舐めてると痛い目見たって言う人たくさんいたし









「月宵」

『!』

「久しぶり」

『久しぶり、研磨』









ほんの少し安心した気の抜けた笑顔に俺も微笑みかければ、研磨は「烏野どう?」と聞いてきた









『楽しいよ』

「そっか…。クロが会ったって言ってたけど」

『うん、ロードワーク中に会った』

「ふーん」

『研磨も日向と会ったんだね。びっくりした』

「うん…迷子になったとき」

『あ、迷子になったんだ…』

「初めてだし、知らない土地だし…」

『言ってくれたら俺が案内したのに…』

「別に…月宵に迷惑かけたくなかったし…」









目を逸らしてもごもごと言う研磨に笑いながら俺は並んで体育館に入っていく









「暁」

『?』

「お前、なんで音駒の奴と知り合いなんだ?」

『研磨は俺の幼馴染で…学年は一つ上、ポジションはセッターだよ』

「セッター…」

『ひっ…』









ポジションを聞いて影山が燃え始めた
俺、影山がわかんないよ

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マッカチン(プロフ) - 夢主くん、声が似てるのは…………中の人が同じだからだよ(メタァ) (2022年5月28日 13時) (レス) @page21 id: 51f6b24a5c (このIDを非表示/違反報告)
ヨサミ(プロフ) - 音駒って東京都立… (2022年4月17日 22時) (レス) @page48 id: 3c225dc68d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - いつも楽しく見ています。訂正箇所があります。14ー3の最初の文1セットの終わりならマッチポイントではなく、セットポイントでは? (2021年5月26日 15時) (レス) id: 14b5ee2857 (このIDを非表示/違反報告)
Sasa(プロフ) - この作品がすごく好きです!これからも更新頑張ってください!! (2021年3月22日 3時) (レス) id: 30aaea40ee (このIDを非表示/違反報告)
江華。 - 烏野の偏差値が大体60で、青葉城西が大体80くらいなので、椚が丘は大体90くらいだと思います。 (2021年3月4日 18時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年2月21日 17時

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