14話 スパイクとレシーブの時間 ページ34
「すまん、カバー頼む！」
「そこのロン毛兄ちゃん、ラスト頼む！」
「！」
影山と月島、田中さんの3枚ブロック
旭さんのスパイクは見事月島のお陰でブロックできた
けど
“手の向きです”
ﾄﾞｯ
「うおお!? あがった!?」
「ナイスフォローッ」
『(ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ』
全身に電流が走ったような感覚
俺がさっき言ったのを、簡単にやり遂げたあの人は…本当に天才だ
「壁に跳ね返されたボールも、俺が繋いでみせるから
だから、だからもう1回トスを呼んでくれ!! エース!!!」
掌1枚、厚さ約2センチ
おそらく、同年代の人と比べても一回り小さな手
ボールと床の間の2センチが、エースの命をつなぐんだ
『影山、また来るぞ』
「！菅原さん!!」
「！」
「もう1回!! 決まるまで!!!」
『ドSだ』
「ア"!?」
俺、そこまで言ってない…
菅原さんが旭さん使うかどうかなんてわかんないし、また来るって言うのは、強打くるってことだったんだけど、なんで旭さんに上げろって言うの…
「スガァーーーーーーッ!!!」
「！」
「もう一本!!!」
ああ、なんてこの人たちは
ひとつひとつのバレーが、丁寧なんだろうか
(気持ち…)
ｸﾞﾝｯ
(さがりめ…ッ)
ｽﾞﾄﾞﾝｯ
『ぅっ…！』
ブロックを打ち抜き、俺のレシーブを跳ね飛ばした
壁に跳ね返ってきたボールをそのまま横で振り抜いて後ろに飛ばす
「うひゃあ〜っ、すんごい音っ!!」
「！」
「いやぁ〜すごいっ
ボールがブロックに当たった！って認識した時には西谷くんはもうボールの下にっ！
いやぁ〜たまげますねーっ
ブロックされたボールが拾えるなら恐いものなしですねっ」
「何言ってんだ。あんなもん、毎回拾えるわけねえだろ」
「えっ」
「100キロかそれ以上のスピードのボールが、ほんの2、3メートルの近距離から予測不可能の方向から落ちてくるんだ
そんなもん全部拾えるわけねえ」
「おお…」
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マッカチン(プロフ) - 夢主くん、声が似てるのは…………中の人が同じだからだよ（ﾒﾀｧ） (2022年5月28日 13時) (
レス) @page21 id: 51f6b24a5c (このIDを非表示/違反報告)
ヨサミ(プロフ) - 音駒って東京都立… (2022年4月17日 22時) (レス) @page48 id: 3c225dc68d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - いつも楽しく見ています。訂正箇所があります。14ー3の最初の文1セットの終わりならマッチポイントではなく、セットポイントでは？ (2021年5月26日 15時) (レス) id: 14b5ee2857 (このIDを非表示/違反報告)
Sasa(プロフ) - この作品がすごく好きです！これからも更新頑張ってください!! (2021年3月22日 3時) (レス) id: 30aaea40ee (このIDを非表示/違反報告)
江華。 - 烏野の偏差値が大体60で、青葉城西が大体80くらいなので、椚が丘は大体90くらいだと思います。 (2021年3月4日 18時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年2月21日 17時
