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9-3 ページ4

「…久しぶりじゃねーの、王様
そっちでどんな独裁政権敷いてんのか、楽しみにしてるわ」

「…………………ああ」

『…金田一、だよな』

「知ってんのか?」

『俺、併願だったから私立はここ受けたんだ
その時に知り合ったんだよ…やっぱり、バレー部なんだな』

「…んっ?」

「併願で、青葉城西受ける?」

「嘘だろお前…県内でもトップの進学校だろ!?」

『え…あ、はい…まあ、試験内容は簡単でしたよ。俺、元々中学は進学校通ってましたし…』

「うん、お前多分全生徒敵に回したぞ」

『えっ』









澤村さんたちに背中を押されながら歩いていくと、「あ、全員揃いましたか?」という明るい声が聞こえてきた


それはつい最近まで聞いたことのある声









「あ、やっぱり暁くんだ!!」

『えっ…』









白ベースにペールグリーンのラインの入った爽やかな印象を見せる青城のジャージ






桃色の女子らしいシュシュでひとまとめに束ねた髪の毛は少し長くなった気がする









『えっ…矢田…?』

「当たり〜」

『え、なんで…お前』

「あはは。驚くのも無理ないよね
あの後、青葉城西の試験受けたんだよ」

『だってお前…都内の私立受けるって……』

「そうなんだけど…暁くんがバレーやってるの見て、私もバレーに関係するところに行きたいなって思って…進路先変えたの」

『…なんか、申し訳ない』

「全然!お陰で楽しい学校生活だよ!」









ふふっと明るい笑顔で笑う矢田に、『そっか…』と胸を撫で下ろすと後ろからすごい怖いオーラを纏った田中さんがやってきた









「オイオイ、暁くーん?
なんですか、コラ、なんですかコラ」

『えっ、えと…』

「こんな可愛い子と知り合いか!!」

『中学時代の友達ですけど…』

「矢田桃花です!暁くんとは中学時代のクラスメイトです!青葉城西バレー部のマネージャーをしてます、よろしくお願いします!」

「田中です!宜しく!」

(変わり身が早い…)









俺からすぐに矢田に切り替えた田中さんの切り替えの速さに驚いていると、矢田は田中さんからすぐに俺の元に来た









「あとね、私の他にもバレー関係の学校に進んだ人もいるんだよ」

『え、そうなのか…?』









俺が聞けば、矢田は嬉しそうに笑って頷いた

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マッカチン(プロフ) - 夢主くん、声が似てるのは…………中の人が同じだからだよ(メタァ) (2022年5月28日 13時) (レス) @page21 id: 51f6b24a5c (このIDを非表示/違反報告)
ヨサミ(プロフ) - 音駒って東京都立… (2022年4月17日 22時) (レス) @page48 id: 3c225dc68d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - いつも楽しく見ています。訂正箇所があります。14ー3の最初の文1セットの終わりならマッチポイントではなく、セットポイントでは? (2021年5月26日 15時) (レス) id: 14b5ee2857 (このIDを非表示/違反報告)
Sasa(プロフ) - この作品がすごく好きです!これからも更新頑張ってください!! (2021年3月22日 3時) (レス) id: 30aaea40ee (このIDを非表示/違反報告)
江華。 - 烏野の偏差値が大体60で、青葉城西が大体80くらいなので、椚が丘は大体90くらいだと思います。 (2021年3月4日 18時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年2月21日 17時

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