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8話 新任の時間 ページ5

『んん…相変わらずの出来である』

「お姉ちゃん、タルト・タタン作ってどうしたの?」

『今日のおやつにするんだよ
みんなの分は冷やしておいてあるから、先に食べちゃってね』

「えー、お姉ちゃん今日一緒に食べれないの?」

『ごめんね、2人とも』









くしゃりと2人の頭を撫でた後、お弁当とタッパーの中にタルト・タタンを入れてカバンの中に詰め込む
カタンと落ちた弾倉を拾おうとすると、先に拾われてしまった









『…傑、さん』

「おはよう、麗音ちゃん」

『おはよう、ございます…』









弾倉を見た傑さんは、「はい」と手渡してきた
それを受け取ろうと手を伸ばすと、それと同時に弾倉をひょいっと取り上げる









『………え?』

「コレ、何かな?どう見ても弾倉に見えるけど?」

『あ…えーと、エアガンので…』

「それを学校に持っていくの?」

『あ、いや…持ってたから友達にあげるのに…』









どうしよう、これ以上の言い訳が見つからない
ボロを出す前にさっさと弾倉を回収して出た方がいいな









パシッ









「おや?」

『行ってきまーす!!』









弾倉をカバンの中に入れて靴を履き替えてそのままダッシュで家を出る
五条さんは任務らしく、今日の護衛はいない









『はぁ、はぁ…』

「息切れすごいね、大丈夫?」









教室になだれ込み、ゼェハァと息を切らしながら『も、もだめ…』と床に座り込む









「もうしっかりしてよ、5月よ」

『も、しんど…』









今日から5月が始まる
先生が地球を爆破するという3月まで、残り11ヶ月





暗殺と卒業の私たちの期限だ









「…今日から外国語の臨時講師を紹介する」

「イリーナ・イェラビッチと申します。皆さんよろしく!!」









すっごい美人の人が外国語の臨時講師としてやってきたけど、なんであんなに先生にベタベタしてるんだろう
すっごい絵面がひどいよ









「本格的な外国語に触れさせたいとの学会の意向だ
英語の半分は彼女の受け持ちで文句はないな?」

「…仕方ありませんね」









肘をついてボーッとイリーナさんを見つめていると、「なーんか、すごい先生来ちゃったね」と隣の席のカルマが声をかけてきた

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設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
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夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

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