検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:159,072 hit

7-2 ページ3

ー翌日ー









「…で、その毒薬を作ってこいって言われたんだ」

「はい!理論上はこれが一番効果あるって!!」

「毒物の正しい保管法まで漫画にしてある」

『相変わらず手厚いことで…』









しかも、その保管法の内容は恋人同士の失敗談と成功談じゃん
いやだよこんなの









「きっと私を応援してくれてるんです
国語なんてわからなくても、私の長所を伸ばせばいいって」









その時、先生が教室の中に入ってきた









「あ、来たよ。渡してくれば?」

「はい!先生、これ……」









先生に作ってきた毒薬を手渡した奥田ちゃんに、先生は嬉しそうな顔をした









「さすがです…では早速いただきます」









ゴクゴクと飲んだ先生は、「ヌルフフフフフ…」と笑い始めた









「ありがとう、奥田さん。キミの薬のおかげで…先生は新たなステージへ進めそうです」

「えっ、それってどういう…」









先生がどんどん変化している
勢いの良い風と光が教室に充満した後、何が起こったんだと目を開ければそこには









フウ…









((溶けた!!))









教卓の上に溶け切った先生がいた









「キミに作ってもらったのはね、先生の細胞を活性化させて流動性を増す薬なのです」









先生はすぐに片岡ちゃんの机の中に入り込み、「液状ゆえに、どんな隙間も入り込むことができる!!」と笑いながら言う
どんなところ入ってるんですか









「しかもスピードはそのままに!! さぁ、殺ってみなさい」

「ちょっ…無理無理これ無理!! 床とか天井に潜り込まれちゃ狙いようないって!!」

「なんだこのはぐれ先生!!」









ドタバタと教室内で暴れ回るみんなを遠くの方で見る
先生、奥田ちゃんを言葉巧みに騙して自分の体の進化のために利用したんだね…









「奥田さん、暗殺には人を騙す国語力も必要ですよ」

「えっ…」

「どんなに優れた毒を作れても、今回のように馬鹿正直に渡したのではターゲットに利用されて終わりです
渚くん、キミが先生に毒を盛るならどうしますか?」

「え…うーん。先生の好きな甘いジュースで毒を割って…特製手作りジュースだと言って渡す…とかかな」

7-3→←7話 毒の時間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (120 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
346人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。