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5-4 ページ42

ーその日の晩ー









『ふわっ…』









部屋で宿題をしていれば、「お姉ちゃん」と綾人が入ってきた









『ん、どうした?』

「お兄ちゃんから連絡きたよ」

『連絡?』









眉を寄せながら席を立ち、廊下にある黒電話を手に取る









『はい、麗音です』

《よーーー、麗音。寝てると思った》

『…まだ9時ですけど』

《お前は早寝だからな〜》

『…………』









何の要件で電話をしてきたんだこの人は









『で、何か?』

《うん、そっちに呪術師行ってるだろ?2人》

『え、うん…』

《……白銀の髪の毛の方、気をつけろよ》

『え?』

《…まあ、とりあえず中学生活楽しめよ。じゃあな》

『あ、ちょっ』









ブツリと切られた電話から無機質な音が聞こえてくるだけで、ガチャンと受話器を戻した









『ふわっ…寝るか』









時間にして9時すぎ
…たしかに早寝かもしれない









ー翌日ー









いつものように五条さんと並んで歩き、学校へ向かう
E組へ続く山道の前で別れると「おい」と呼び止められた









『?』

「…放課後、タルト・タタン食いにいくぞ」

『!』

「さっさと帰ってこいよ」









そう言われて目を瞬きしたあと、『…わかりました』と答えた
五条さんに頭を下げた後、坂道を歩く









靴を履き替えて教室に向かえば、磯の匂いと生臭い匂いが充満していた
思わず鼻を塞ぎ、臭いの原因を辿れば…教卓の上に置かれたソレ





明らかにアイツのせいだ









『…………』









完全にアレを見た後の先生の反応を見たいカルマに何も言わずに席に座る
もう生臭いったらありゃしないよ









「おはようございます」

「「……」」

「…ん?どうしましたか、皆さん?」









みんなが気まずい空気を流しているその原因を先生が見つけた
教卓の上にナイフを突き立てている
そして刺されているのは、生のタコ









「あ、ごっめーん!殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ
捨てとくから持ってきてよ」









カルマのその言葉に先生は「わかりました」と言い、タコを持ち上げて歩いてくる

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設定タグ:暗殺教室 , 呪術廻戦 , 五条悟
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますッッ!!(ノンブレス)応援してます!長文失礼しましたッ! (1月21日 0時) (レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
- 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか? (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月10日 22時

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