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「五条くんは寮生活じゃからな…毎朝のお迎えには来てくれる」
『そんなの頼んでない!! 私は呪術師とは縁遠い生活がしたいの!! おじいちゃん以外のみんなは呪霊が見えるけど、「祓う」のは私以外させないようにしてきた！』
「それはそうじゃが…」
『…………もう、父さんと母さんみたいになってほしくないから…』
「…麗音」
私の父と母は呪霊退治に行ったっきり帰ってこなかった
まだ呪霊も呪術師も、術式も、呪力も、何にもわからない子供を置いて逝ってしまった母と父の遺体を無造作に我が家に送りつけてきたこと
詳細も伝えられないまま、葬儀が行われた
母と父の任務に関わった人間は葬式には来なかった
多くの人に見守られた2人
そんな2人に線香のひとつも上げなかった呪術師たちを許せることができない
お前たちの仲間が死んだのに、それを悔やむ時間がないのか
1人や2人死んだぐらいで、何も思わないのか
『…………あいつらの関係者なんでしょ、あの人』
「…麗音」
『…そんな奴らに守られるの、嫌よ』
トン、と静かに締めると「そーんなに嫌か？」と、問題の人間が聞いてきた
相手を少し見た後、『そうよ』と一言伝えて歩き出す
『どうせアンタも、人のことゴミとしか思ってないんでしょ。使い捨てだって』
「………………………」
『呪術師っていう人間が嫌いなんです
そんな人に守られるぐらいなら、死んだ方がマシです』
ﾀﾞﾝ！
『え？』
「死んだ方がマシなら、その命俺にちょうだい」
『…は？』
私の顔の横に手をつき、サングラスをずらした五条悟は鼻先がくっつきそうなほどに顔を近づけてくる
「お前がいらないっていうんなら、俺がもらってやるよ」
『……………………意味わかんない』
「だーから、ここで死んだらもったいないって言ってんだよ。俺ならお前のこと、ずっと大切にしてやれるけど？」
『ふざけんな。言葉の綾って知ってる？悪意ないし本心じゃない』
「それでも、俺はお前が欲しいよ」
五条悟は私の耳元でそう呟き、「これからよろしくな、麗音」と呟き、顔を近づけてきた
ﾊﾞﾁｯ
「っ！」
(この手…)
「“困るな…7番サマのお気に入りだぞ”」
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Lilly☆(プロフ) - 呪術廻戦も暗殺教室も地爆少年花子くんもマジで全部好きだからこの作品マジで神だと思いますｯｯ！！（ノンブレス）応援してます！長文失礼しましたｯ！ (1月21日 0時) (
レス) id: 7ba1779775 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 作品はとても好きなんですけど、やっぱり花子君って地縛少年花子くんですよね、、、? (9月28日 22時) (レス) @page6 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
ラオ - 凄く面白くて凄く大好きです。 (2022年3月16日 22時) (レス) @page50 id: 55fba24325 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 何故こんなにも面白いのに文句を言うのかがわからない。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 35ページ 並んでくる とありますが、睨んでくる とかではないのでしょうか？ (2021年2月5日 10時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年1月10日 22時
