桜蘭学園ホスト部の恋3 (ページ4)

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「見事全てのポイントをクリアした団体には５つのキーワードが与えられます
最終決戦はキーワードを元にある「場所」を探し当てて頂き、そこに隠された王冠を手にした方が中央棟サロン使用権を勝ち得ます」

レースが始まったのはいい

クイズだったけど、なんなく正解を叩き出して次のステージ

《ではあちらのツルツル坂を登って次のポイントを目指してください!!》

『わあ…』

「なるほど。最初のポイントから大幅に人数をふるい落とすわけか」

ツルツル坂はアメフト部がトップで通過した

『ハルちゃん…』

「え…？」

『アレ、やりたい…!!』

指を指した方に「え!?」とハルちゃんは驚いた

『モリ先輩、モリ先輩』

「？」

『アレ、やりたいです!!』

モリ先輩に言えば、「わかった」と小さく頷いてくれた

軽く助走をしてモリ先輩の近くで飛び上がる

ﾄﾞﾝｯ

｢｢えーーーーー!!?｣｣

「理央ーーーーッ!?」

モリ先輩に放り投げてもらい、1番上に足をかけて立ち上がる

《も、銛之塚・及川のミラクル連携プレイです!!》

｢｢え、理央って運動できるの？｣｣

「中学の時、クラス対抗と学年対抗のリレーアンカー任されて、小中と1位です」

｢｢異次元じゃん｣｣

ハールちゃーん！と手を振ると、振り返してくれるハルちゃん

ぴょんっと飛び降り、無事に地面に着地する

「お前、何気にすごいな」

「だよね…。自分も理央のことわかんない時あるもん」

「へえ。小さい頃から一緒なのに？」

「一緒だけど、理央は大事なことになると遠ざけてくるから…だから、理央がわからない」

第二、第三、第四、と次々にクリアしていき残るはホスト部とアメフト部のみ

「ハルヒ、大丈夫か？」

「それより先輩、こんな時になんなんですが…新聞の切り抜きのと白紙の脅迫状…勝手に同一犯と思い込んでましたけど…ひょっとしてあの二つは全くの無関係なのかも…」

「え…」

「多分犯人は2人いるんです」