桜蘭学園ホスト部の恋3 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:8,393 hit

21-7 ページ3

「常に(無駄なまでに)自信に溢れてるから、運動もすごいできるのかと思ってた」

「そりゃできなかないけど、アメフト部に勝てたら今頃ホスト部なんかいないっつの」

「そーゆーお前らはどうなのヨ」

「ハルヒの中学の記録は50メートル11秒台か
理央は…9秒台」

「う、運動はあんまり…理央は」

『あ、あははは…』

そりゃあ、お兄たちに負けるなって脅しかけられたら、必死になって走りますよ

「では当日のユニフォームを決めよう!!
我が部は公式な場での服装が決まってないからな!!」

「ハルヒ、理央」

当日の服装なんて動きやすいものでいいのに、と考えていると鏡夜先輩が新聞を読みながら呼びかけてきた

「犯人探しの方はどうだ？」

「最初は久瀬先輩が怪しかったんですが…」

『でもあの人は、むしろホスト部と戦いたがってるみたいでしあ
となると、九瀬先輩に濡れ衣を着せたい人がいるとか…これは九瀬先輩の周囲を調べれば実は簡単なのかも』

「全然わからないのは白紙を入れた意味で…」

「ハルヒ、理央
複雑に思えるものほど実はシンプルだったりその逆のケースもある
そしてデータが複数だからといって、全てを繋げることが必須とは限らないだろう？」

「え？」

「それはさておき、争奪戦当日までにこれを覚えておけよ？」

『なんですか？』

「学院の見取り図だ」

渡された地図は学院の見取り図で、結構分厚い

時は流れ…

『うええ、覚えきれない…』

「方位に従って各校舎があるわけだから…」

校内を駆け回り、鏡夜先輩にもらった地図を持って確認していく

「西と東の奥には体育館が…」

「ハルちゃん、理央ちゃん、入っちゃだめ～」

『ハニー先輩、モリ先輩』

「西体育館は3-Aと3-Cの合同企画だよ～」

「へえ…。「サンセット・ベニス」？何やるんですか？」

「学祭当日までひみつ～」

その時、視界の端から見えた男女の陰

九瀬先輩と生徒会の…満山香南さん…

ー翌日ー

「それでは、レースの進行をご説明します
規定のルートに従い、東西南北、各校舎のポイントにてお題に挑戦して頂きます
1人でも通過できればその団体は勝ち抜け、そうでない団体はその場で失格」