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「あちこち沈んで校舎が歪んできてる！」
「おい、あそこの植え込み沈んでるぞ」
『どうしよう、このままじゃ本当に…』
ドブンと沈む植え込みを見ていれば、ほんの少し雨が止んだ気がした
「な、待て良守！」
『ちょっ、良守！結界で校舎を支えようって言うの!?』
「無茶だ！こんなその場しのぎじゃなく根本から…」
「じゃあどうすんだよ
俺は学校沈むの黙って見てる気はねえぞ
とにかく俺がここで食い止める…！」
(こいつは…)
そう言っていたものの、重さがのしかかってきた良守は腕を支えながらなんとか頑張っていた
「雨だわ
さっき念糸を使った時も、雨がかかるごとにどんどん重くなっていったの
一粒ごとに重みを増す感じだった」
「！」
「てことは、人智だけじゃなく雨と陣地両方が揃うことで初めて沈むのか!?」
『良守、あんたとこに結界張ったら雨を全面的に受け止めてるだけだよ！』
「うっせえな。つまり奴との我慢比べだろ？負けるかよ」
確かに雨がかからなくなって沈下は弱まった…
なら、雨を止めることができれば
『傘潰してみたらいいのかな』
「え？」
『うん、多分あれがキーアイテムだと思う』
「あぁ、偵察に行かせた秀の話だと、学校の上空に大きな傘が浮かんでて、雨はそこから降ってるらしい
俺の感じでは上の傘と奴の持ってる傘は連動している…と思う」
『やってみるね』
簡単に傘の7割を囲い、滅した
「秀！どうだ!?」
《閃ちゃん！傘がいきなり半分以上消えたよ！》
「よし、効果出てる
傘消せば雨は止められるそうだ」
『わかった』
傘消せばいいだけなら、簡単…
ﾐｼﾒｷﾒｷｯﾐｼｯ
「再生していく…」
完全に傘が再生した途端、土地神はこちらに振り向くと勢いよく黒い陣地を増やし始めた
「ぐっ…!!」
「良守!!」
…………これ以上は…！
ﾋﾟｼｯ
ﾊﾞﾘｯ
『ふんっ！』
「ちょっ、守香!!」
「オイコラ、何やってんだ！」
念糸で絡め取った傘を振り回しながら校庭に出る
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[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白すぎる…更新頑張って下さい！結界師最高 (7月7日 18時) (
レス) @page6 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
龍哉(プロフ) - めっちゃ面白いです！私も結界師好きです！応援してます！ (2022年5月5日 7時) (レス) @page5 id: 9d65f48e5c (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - 影宮君と夢主の絡みが好き過ぎてヤバいです。 (2021年12月31日 2時) (レス) @page5 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
桃凛(プロフ) - 結界師がとても好きなのですが小説が少ないので書いてくださり本当に嬉しいです！この作品大好きです！頑張ってください！ (2021年5月27日 23時) (レス) id: eb6c79b94d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年3月7日 23時
