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《あいつさえいなきゃ、俺は遠距離系日本一だった》
適当に調べていたあの頃、パソコンに映ったのはスナイプだった。そんな画面すぐに閉じればいいのに、なぜだか気になってマウスから手を離して膝を抱え頬杖をついて見ていた
《俺の“ホーミング”は、600メートル以内の視認した標的に、投げたもんが当たる部位は選べねぇし、威力は低めだが素敵だろ?
ところがあいつは、技術だけでそれをやってのけちまうんだ。3キロ離れた場所からな!全く商売あがったりだ!》
スナイプのその言葉に私はただ聞くばかりで表情は動かない
《秘訣は弾だ。奴は弾を好きな形に形成できる
2色の毛髪をエポキシパテのように混ぜ成り上がることで硬化し球になる。曲がる弾からホローポイント弾までなんでもござれなのさ》
ホローポイント弾…たしか、弾頭が空洞のある弾で、命中時に弾頭が裂けて広がるっていう弾…そんなのも作れるんだ…
《THE・スナイパーライフル人間。遠距離“個性”でみんな、奴の右手に嫉妬してるぜ》
バリンッ
左腕のガントレットが破壊されてしまう。なるほど、本物だ
スナイプが羨むほどの精度と威力
連射もできるってわけか…
緑谷の“
けど、今のと初撃とで位置はわかった
約1キロ先、射程は3キロ
射程外に退く間、この連射を凌ぐよりも…詰めた方がいい
「青子さ」
『詰める、行くぞ』
「はい!!」
壁を足場にして力を強く入れる。たとえこれでレディ・ナガンを捕まえれる可能性が上がるのかと聞かれれば首を振る
だけど、緑谷となら
NOside
「2発も防がれたのは初めてだ」
「オヤジ…ハナ…」
「……」
「オヤジとハナの元へ……早く…」
「はいはい!これ終わったらな!! 隠れてろ、標的くっから」
両腕がない治崎の腕を掴んだレディ・ナガンは、「やっぱ捨てとくべきだったかな」とぼやいた
思い出すのは、タルタロスから脱出したあの雨の日
「叛逆のヒーロー麗しきレディ・ナガン。会えて光栄だ」
「オール・フォー・ワン。あんたを追ってた時期もあったっけな」
「彼らとは一線を画すキミに頼みがある」
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サッカーバカ(プロフ) - 本が大好きなハリネズミさん» こめんとありがとうございます!コラボするかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします (2022年9月15日 16時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
本が大好きなハリネズミ(プロフ) - stprコラボ!?めっちゃみたぁい……。 (2022年9月14日 6時) (レス) @page14 id: 73a477d291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年8月28日 10時