元殺し屋はヒーローになる28 (ページ24)

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「たしか…オールマイトも戻ってないんだよね」

「らしい。授業は停止、進級も留め置かれてる
ヒーロー科生徒は基本寮待機と周辺の警備協力。細かい情報を得にくい環境だ…」

「ジーパンとヘラ鳥は病院でデクと夜神月に接触してる。オールマイトとも…」

2人の安否を確認するために2人の病室に訪れていたことは、爆豪は一度緑谷の時に見たのだ

「この手紙…雄英に近づくことすらビビってんなら、誰がコソコソ真夜中ドアに挟み込んだ？
オールマイトしかいねぇ…！あいつらきっと組んで動いてる！」

「…大人といるんなら、むしろ安心していいんじゃなウィ☆？」

「トップ3のチームアップしか(・・)ニュースないぜ？オールマイトは入ってない」

「だからだよ。俺はエンデヴァーたちより、デクや夜神月のことも、オールマイトのことも、知ってる
多分考え得る最悪のパターンだ」

あの3人の根っこは同じだから

「じゃあ、連絡手段をどうするか!!? だな!!」

「エンデヴァーって雄英卒だよね……強引に行こう」

ー数日後ー

「校長、ハメましたね……!?」

校長室に来たエンデヴァーの後ろには、制服をきっちりと来た、19名のA組がいた

「彼らの話を聞いて、対話の余地があると判断した。私は常にアップデートするのさ」

校長に振り返ったエンデヴァーに、当然のように言った根津
そして

「なんで俺のことスルーした？
燈矢兄を一緒に止めようって言ったよな!?」

「焦凍、その気持ちだけで俺は救われているんだ」

「俺は救われねぇよ。緑谷と青子だけは例外か!?
これ以上青子に背負わすなよ!! エンデヴァー、デクとレモント、オールマイトを3人にしてるだろ」

真っ直ぐ手向けられたその視線から外すことなく、エンデヴァーは焦凍を見つめた

「っぱな…あぁ、正しいと思うぜ。概ね正しい選択だよ
デクと夜神月のこと……わかってねぇんだ…
デクと夜神月は……イカレてんだよ頭ぁ。自分を勘定に入れねぇ。大丈夫だって…オールマイトもそうやって平和の象徴になったから、デクと夜神月を止められねぇ
エンデヴァー！3人にしちゃいけない奴らなんだよ！」

爆豪の言う通りだった

3人にしたから…

“ついにオールマイトも振り切ったそうです…緑谷くんと青子ちゃん…”