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全身の一部だからダメージもさほどないんだろうけど、弱ったその隙に顔面ゼロ距離で見せるのはスタングレネード
「爆豪かっちゃんじゃないけど、パクらせてもらってよかったよかった」
ピクリとも動かなくなったトカゲのしっぽ切りを捕縛、牢獄に打ち込んだ
渚side
「………………………」
(いた！)
大拳の“個性”を使う女の子の後ろにまで近寄り、フードを目深くかぶる
(……よし！)
背後から飛び出し、そのまま手刀を入れようとするとシュッと避けられた
あっと、思えばもうすでに大拳に捕まっていて、身動きが取れなかった
「夜神月じゃない…!?」
「江戸っ子は違う相手だよ…！」
対先生ナイフでピッと横に切り、少しだけ切り傷を入れてその場から脱出し、僕は物陰に潜むことなくナイフを構えた
「ナイフ…？言っとくけど、無個性だからって容赦は…………(ｿﾞｸｯ」
ナイフを構えながら殺気を出し、ゆっくりと歩み寄る
気配を消して背後に回りこみ、大拳の彼女の首筋に手刀を入れて意識を刈り取る
前原side
(ヤバイヤバイヤバイ!!! なんっで俺が溶接相手にしなきゃならねぇんだよ!!?)
ヒィィィィと逃げまくり、溶接の武器を投げ込まれてはフリランで逃げて逃げて逃げまくる
(接近戦のナイフなら得意だけど、これは完全不利じゃん!?)
ずざざさざっと方向転換を行い、このままじゃ夜神月に殺される運命が見えるから真っ向勝負で向かうけどよ!!
俺はまだ死にたくない
夜神月のせいで死ぬなんて嫌なことこの上ない
そりゃあ、俺だってヒーロー目指したいとか思ったことはあるよ
かっけぇしさ
でも俺は無個性だし、E組に落ちるし、最悪だし、夢なんて諦めたけど、夜神月は違ったんだ
俺がヒーローになりたいっていう夢を、あいつが叶えてみせるって言ったんだ
(ここで負けたら…!!)
「！」
「俺はあいつに、夢を託せねぇ!!!」
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
