90話 完全勝利 ページ42
「んじゃ、ちゃんとやれや」
『殺るよ。舐めんな』
コツン、と拳を重ねればスタート位置から走っていく
「遅ェーーーーーンだよ、のろまが!!」
「ウチ、“音”聞きながらなんだけど！」
「いいからついてこいや!!」
「相変わらず、“ついてこい”だな」
「体育祭の時から変わんねえや」
「なんだかんだで協力してくれるけど、でも…」
『…悩んだって仕方ないんじゃない？』
「夜神月…」
『爆豪が考えたあの作戦、私は大好物。あいつとは将来、いい関係になりそうでうずいてんだよね』
とりあえず、爆豪についていく
爆豪が先頭で上を進み、私が後方で耳郎ちゃんのサポートで下を進む
爆豪のサポートを私たちができるようにする
耳郎ちゃんは常に音で相手の位置を探る
隙を窺いながらなんて慎重なこと、今回はダメだ
先手を取らないと勝てない
隙は窺うもんじゃない動いて作るもんだ
姿さえ見えればこっちのもんだ
「止まれ！いる!!」
『耳郎ちゃん』
「全員近くにいるはずだ、探れ!! 舐めプ女!!」
『……………………！』
五感の優れてる私でもこれはちょっと冷や汗だ
「早よしろや!!」
『タンマ、爆豪!! やられた!!!』
「ハイ、しゅーりょー」
トカゲのしっぽ切り、厄介だな
威力はそれほどじゃないけど、うざい上に的が小さすぎる
瀬呂がテープを辺りに貼って爆豪を呼んだけど、ボンドでやられた
「夜神月!!!」
『やーっと呼んだじゃん、爆豪』
上から降ってくる瓦礫を消し去り、遮蔽物を全て爆破で吹っ飛ばしてくれた爆豪
だが、上からB組が降りたってきた
「まず1番めんどい耳郎と夜神月から」
(バァカ)
耳郎ちゃんを押し飛ばし、爆豪の足場を作り出し小さな盾を作って、威力を防いだ
「まァじ!?」
『爆豪と約束したんだよねぇ…。こいつらが危ない時は私と爆豪と助ける。それで』
「防いだかよ！虫は反射が速えーなァ!?」
『いいとこ足場作ってやったんだからね』
「うるせェ。逃げたぞ、探せ!!」
『はいはい』
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サッカーバカ(プロフ) - うさぎさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします (2020年6月20日 21時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 続編おめでとうございます。今後も楽しみです。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年6月20日 11時
