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80-5 ページ36

「まだ溝は深え。つーか俺たちを困らせて楽しんでる節がある」

『実際楽しんでるんだよ』

「攻めるには溝を埋めるんじゃなく、飛び込むしかねえ。実技デモンストレーションだ!」

(やっとかい)









正解の答えにたどり着いた途端子供(ガキ)どもの雰囲気が変わった









「俺たちは知ってるんだぜ…
俺たちの方が、デキルるってことをさ!!!」

「ハッ!! 好都合だ…!」









こいよガキども、相手してやるぜ。と爆豪かっちゃんの殺る気満々スイッチがオンになった









(小学生相手にどんだけ手間取ってんだ、こいつら)









口に出さないのはせめてもの良心だと思っていただきたい









「見せてやるぜ!! 俺たちの方が上だってよ!!」

『………………ねぇ』

「あ?」

『1発目は私にやらせてよ。ガキに格の違い見せてやりたい』

「………………チッ。失敗したらただじゃおかねぇぞ」

『誰がそんなヘマするって?』









靴の調子もいい






足も動く








さァて、クソガキども









「フン…結局、そうやって上から押さえつけることしかできない。当然、響きません」









響くとか響かないとか、くそ言ってろ子供(ガキ)









「あの子たち…自分の“個性”がヒーローより優れていると…本気で皆さんを負かす気でいます!!」









ボウ、と頬をかすめたソレを目だけで追った後、放ってきたクソガキを見つめる









「どうだァ。俺の“暴食魂(ビンジンボール)”!!
避けられなかっただろ。速くて強くて見えなかっただろォ!!?」

「舐めプ女」

『だーいじょぶ、大丈夫。目で追えるに決まってるじゃん…こちとら、あの超生物相手にしてきたんだよ?』









わざと、避けなかった



調子に乗ってるガキは、最初に調子に乗らせとくんだよ









モアッとホコリが舞い上がり、その他にもガキの“個性”が襲ってくる









身体的にも法的にも心理的にも規格外のこの力は、世代を経るにつれて混ざり合い深化していくもの







より強力、より複雑化した“個性”はやがて、誰にもコントロールできなくなってしまうのではないかという“個性特異点”と言われる終末論の一つでもある





こいつらがいい例だ

80-6→←80-4



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うさぎ - 続編おめでとうございます。これからも応援しています。 (2020年6月1日 19時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年6月1日 15時

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