54話 不甲斐なさ ページ12
ー翌日ー
烏間side
「失礼します!!」
「よく来てくれました、烏間さん」
雄英高校の会議室に飛び込むようにして入り、「遅くなりました」と息を切らしながらそう答える
後ろにいるのは、超生物であり…………彼等の暗殺がまたうまくいいところまで行ってしまったせいで、完全防御形態となってしまったヤツである
「“敵活性化の恐れ”…。という我々の認識が甘すぎた
奴等はすでに戦争を始めていた
ヒーロー社会を壊す戦争をさ」
「認識できていたとしても防げていたかどうか…。
コレほど執拗で矢継ぎ早な展開……“オールマイト”以降、組織立った犯罪はほぼ淘汰されてると、情報屋のキャットが言ってましたものね……」
ドアの近くでE組の元生徒たちが固唾を飲んで見守る
「要は知らず知らずのうちに平和ボケしてたんだ、俺ら。
“備える時間がある”っつー、認識だった時点で
キャットも言ってただろ。準備する時間があるからと言って、気を抜くなってな…まさに、あいつの言葉通りだ」
ヤツを渚くんから受け取り、控室へ向かうようにイリーナに指示を出し、E組を外に出した
「己の不甲斐なさに心底腹が立つ…。彼等が必死で戦っていた頃、私は…半身浴に興じていた…っ!!」
「オールマイトさん、あなたのせいではありません。
それをいうならば、私もその1人です…。彼等が必死で戦っていた頃、私はこの完全防御形態で合宿のことなど忘れていた…!!
教師として、彼等の安全を守りきれなかった………っ!!」
顔色は伺えんが、黒くなるヤツの顔に後悔しても遅いという言葉を述べた
「襲撃の直後に体育祭を行うなど…。今までの「屈さぬ姿勢」はもう取れません
生徒の拉致、雄英最大の失態だ
奴等は爆豪と夜神月と同時に我々ヒーローへの信頼も奪ったんだ」
「現にメディアは雄英の非難でもちきりさ
爆豪くんと夜神月さんを狙ったのも、おそらく体育祭で彼の粗暴な面と彼女の自信満々な面は少なからず周知されていたからだね
もし2人が敵に懐柔されでもしたら、教育機関としての雄英はお終いだ」
「信頼云々ってことでこの際言わせてもらうがよ…今回で決定的になったぜ。いるだろ、内通者」
「！」
プレゼント・マイクのその一言で、場の空気がさらに張り詰めた
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ゆぎ(プロフ) - サッカーバカさん» アザス！！お互い頑張りましょう！体調に気を付けて！ (2020年5月19日 19時) (
レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ゆぎさん» イメージさせてもらいました！コメント、ありがとうございます。この場をお借りして言わせてもらいますが、ゆぎさんの作品読ませてもらってます！コロナの影響などもありますが、お互い頑張りましょう！ (2020年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - Lunaさん» イメージさせてもらいました！個性考えるの面倒なんですよね… (2020年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - 魘夢とむいくん…！ (2020年5月18日 17時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 幻夢？むいむい？ (2020年5月18日 17時) (レス) id: 50871dd8ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年5月12日 12時
