名取先生の色々な日々

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藍沢side

父親が怖い……か

俺は父親のこと何も分からない

ばあちゃんとの記憶しかないから……

藍「確かに、名取のお父さんからしたらお前はまだ1人前じゃないかもしれない。でも、俺達救命のメンバーにとっては、必要なんだ。まだフェローだからって周りからなんか言われるかもしれない。それでもお前はお前らしくいればいい。名取らしい道を進め。誰かがその道を壊そうとしても、俺達が新しい道を作る。一緒に、新しい未来を作るんだ。だから、無理することは無い」

俺が長々しくそう言うと名取は大泣きした

藍「よく頑張ったな。こんなになるまで……偉いな」

名「あいざわ先生……僕、いい子？」

藍「……あぁ、いい子だ。とても」

名「そっかぁ……僕、いい子なんだ。良かった……すぅ、すぅ」

名取は最後にそれだけ言ってまた眠りについた



数日は熱も下がらなかったが、1週間も経つとすっかり元気になった

性格もいつも通りに戻ってあの頃の名取はどこへ行ったっていう感じで、緋山も藤川もびっくりしている

以前と比べて何か吹っ切れた感じだ

人間は繊細な生き物だ

すぐ傷つくし、傷つける

でも、その傷を癒せるのも人間だ

俺は、名取の傷を癒す人間になりたい

医者としても、人間としても……





〜END〜
幼児退行なところあんまり書けてませんね……

あと、藍沢先生の性格違いますね笑笑

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