第1章《隠れ穴》 ページ1
「ここ座って」
「うん」
母さんに誘導され木製の椅子に腰をかける
「バッサリ切っていいの？」
「うん､切ってもすぐ生えてくるし」
「じゃあ可愛く切るわね」
そう言うと母さんは私の髪の毛をハサミでバッサリ切った
「学校は楽しい？」
髪の毛をジョキジョキと切っていく母さんが尋ねた
「とっても楽しいよ､授業も…まぁ魔法史は置いといて楽しいし…でもハリーとロンとハーマイオニーといるのが一番楽しい！」Aが朗らかに言った
「そっか､母さんの心配はいらなかったみたい。Aの髪は先がくるくるしてて可愛いねぇ」
そう言うと母さんはAの頭をくしゃくしゃっと撫でた
「母さん､いつまで家にいれるの？」
母さんの手が止まった。するとまたはさみは動き出した
「明後日までかな…母さん忙しいのよ。ごめんね」
「ううん､全然いいよ。」
胸がきゅうっと痛くなった。せっかく会えたのに､また離れ離れになる
「……ロンがね家に泊まりに来ないかって手紙をくれたの！ハリーにも手紙を送ったんだけど…返事がまだなんだ」
「ウィーズリーさんのお家ね？良いわね､楽しんでおいで」
「うん！」
数十分後､母が鏡を持ってきた。胸元まであった髪が丁寧に肩までに切りそろえられていた。毛先のくるくるは健在だった
「髪の毛が軽い！ありがとう」
「どういたしまして､さあ晩御飯にしようか」
そう言い母とリビングに向かった
「A！髪の毛を切ったのかい？似合ってるじゃないか､兄さんにもっとよく見せて」
部屋に入って早々これだ。Aは呆れ顔を見せた
兄のロルフ・スキャマンダー。私に対しての過保護と子供扱いが酷い､後身長が高くなってるのがまた腹立たしい
「似合ってるぞA。身長は小さい方が可愛いじゃないか」父が魔法省の書類をまとめながら言った
「私はもっと身長が高くなりたいの､そしたら動物達と同じ目線で動けるでしょ？」
「ならAは小さい動物達と同じ目線だな」
「ねえ兄さん！」
ニヤニヤと笑いながら言うロルフに憤慨し追いかけるA
「学生か､懐かしいなぁ僕が君に出会った青春時代」
「貴方よくそんな恥ずかしいこと言えるわね」
鍋を持ち上げた母が言った
「だって若い頃の君は､今もだけどね､息を飲む美人だった…リリー・エバンズと並んだだろう？
そうそう苦労したんだ､だってライバルがあの美男のシリ───」
その時､持ち上げた鍋を母が机に叩きつけた
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Luna riddle(プロフ) - 今までで1番更新を楽しみにしているお話です！ドラコ推しなのでドラコとの絡みがあってもうほんっっっとに助かります！！ドラコ堕ちだったら嬉しすぎますがどんなお話になっても楽しめそうです！！！素敵なお話ありがとうございます！！❤️🤍 (1月30日 22時) (
レス) @page26 id: 3318266b0c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 魔法生物、ズーウー出して欲しいです(笑) (8月29日 12時) (レス) @page42 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ39で、主人公の名前が変換されてない箇所があります。 (7月21日 18時) (レス) @page39 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
モフフサ - 作品の更新楽しみです (7月20日 22時) (レス) @page37 id: 92225f0aae (このIDを非表示/違反報告)
ささみだよ(プロフ) - すごく面白いです！1日ですべて読んじゃいました、、、！更新待ってます！頑張って下さい！ (2023年3月22日 4時) (レス) id: d190ff09f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年8月14日 19時
