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「すぐさま自分の寮の生徒を引率して寮に帰るように」
パーシーは大きな声で1年生に呼びかけ､一人一人確認しながら進んで行った
「いったいどうやってトロールは入ってきたんだろう」
階段を上がりながらハリーはロンとAに聞いた
「僕に聞いたって知らないよ､トロールってとっても馬鹿なヤツらしいよ。もしかしたらハロウィーンの冗談でピープズが入れたのかも」ロンが答えた
「そんなことゴーストのピープズに出来るのかなぁ」
首を傾げながらAが言った
みんながあっちこっちの方向に急いでいた。いろんなグループとすれ違い､右往左往しているハッフルパフの一団を掻き分けて進もうとしていたらちょうどその時､
ハリーが突然ロンとAの腕を掴んだ
「ちょっと待って…ハーマイオニーだ」
「ハーマイオニーがどうかしたの？」
「トロールのこと知らないよ」
2人が唇を噛んだ
ヒョイと屈んで3人は反対方向に行くハッフルパフ寮生に紛れ込み誰もいなくなった方の廊下をすり抜け､女子トイレへと急いだ
角を曲がったとたん後ろから急ぎ足でやってくる音が聞こえた
「パーシーだ！」
ロンがささやき怪獣グリフィンの大きな石像の後ろにハリーとAを引っ張りこんだ
石像の陰から目を凝らしてみるとパーシーではなくスネイプだった。廊下を渡り､視界から消えていった
「何してるんだろう。どうして他の先生と一緒に地下室に行かないんだろう」
「知るもんか」
スネイプの足音がだんだん消えていく方を耳でおって3人はできるだけ音を立てないように身を屈めて廊下を歩いていった
「スネイプは4階の方に向かってるよ」
と言うハリーをロンが手を上げて制した
「何か匂わないか？」
スンスンとAは鼻を使うと鼻の下を指で抑えた
「なんだか､すごく汚いところの匂いがする…」
次に音が聞こえた
低いブァーブァーという唸り声､巨大な足を引きずるように歩く音。
何か大きな物がこっちに近づいてくる
3人が物陰に隠れて身を縮めていると月明かりに照らされた場所にその大きなものがヌーっと姿を現した
恐ろしい光景だった。
背は4メートルもあり墓石のような鈍い灰色の肌､
岩石のようにゴツゴツのずんぐりした巨体､
ハゲた頭は小さく､ココナッツがちょこんと載っているようだ
短い脚は木の幹ほど太く､コブだらけの平たい足がついている
ものすごい悪臭を放っている。腕が異常に長いので､手にした巨大な棍棒は床を引きずっている。
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
