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「先生…『賢者の石』は､ハリーはどうなったんです？」
包帯の巻かれた自分の腕を眺めながらAは尋ねた
「流石の落ち着き用じゃの､ハリーはまだそこで寝ておる。もう2日間もあのままじゃ」
ダンブルドア先生の視線の先でハリーはぐっすりと眠っていた
「『賢者の石』はワシとニコラスで話し合ってから壊したんじゃ」
「…そうですか､なら安心ですね」
「何故なのか気にならんのかね？」
ダンブルドア先生はニッコリと笑う
「私たち､『賢者の石』を守るために図書館で沢山ニコラス・フラメルの本を読んだんです､
読んでて思ったのが彼は死を恐れてない。死をまた次の物語って思ってる感じがしたんです」
真っ直ぐな瞳でダンブルドアに言った
「…ワシは1つ勘違いをしていたようでの」
ダンブルドアが口を開いた
「勘違い？何故そう仰るのですか？」
「君はニュートと似通った所があると思っておったがそこまでだったようじゃの､何故だか分かるかの？」
Aは首を横に振った
「君には『勤勉』よりも『勇気』がある所じゃ。まさしくグリフィンドールにピッタリな性格をしておる
姿はお母さん譲りじゃが､だがニュートの面影がある。やはり受け継いだ共通点があるんじゃ」
分かるかい？というダンブルドアの問にAはまた首を横に振る
「信念を持ったその青い瞳と『権力を求めない』所じゃよ」ダンブルドアはキラキラとした目で言った
「瞳……」
「さよう…」
Aの脳にフラッフィーと対峙した時の事が浮かんだ
「先生…私の目を見て三頭犬は丸くなったんです､なんと言うか…まるで､洗脳にかかったみたいに」
机の上に置かれた贈り物を見るダンブルドアはまたニッコリと笑顔を浮かべた
「それはまさしくニュートの遺伝じゃ」
微笑むダンブルドアにAも笑顔になった
この人はついて行きたくなる。不思議な魅力がある
「そろそろワシは出て行くとするかの､マダムポンフリーに何と言われるか」
クスリと笑うとダンブルドアはウインクして医務室を去っていった
あの人は偉大な御方。私でも分かる
お祖父さんが言っていた通りだ
「どうです？もう治っている頃でしょう」
マダム・ポンフリーがAのローブを持ってやってきた
「全然痛くないです」
「なら包帯を外しましょうか､退院ですよおめでとう」
─────────────────────
「A！調子はどう？」
「もちろん最高！」
医務室の外でロンとハーマイオニーが待っていてくれた
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
