第8章《みぞの鏡》 ページ16
もうすぐクリスマス。ホグワーツは深い雪におおわれ､湖はカチカチに凍りついていた
寒い朝シェーマス・フィネガンは談話室の穴をくぐった時ある人物に話しかけられた
「君､Aを呼んで､Aスキャマンダー」
暖炉の前でニフラーに餌を与えていたAを横目にシェーマスは眉を潜めた
「君は誰？」
「ロルフスキャマンダー､Aの兄だよ」
ロルフは早くしろと言わんばかりに足をバタバタさせていた
「Aー！兄貴が来てるぜー！」
Aは兄貴という言葉を聞くと血走った目でロルフの元へ走った
「ありがとうシェーマス､談話室まで来なくていいのに…」
「A､クリスマス休暇はどうするんだ？僕は友達の家に泊まりに行くことにしたんだ､Aも来たかったら言ってよ」
「いや､いいよ…母さんが来るなら帰る。朝方には手紙来るし」
「そっか､僕寂しいよA､週5で手紙送ってよ」
「やだ」
そんな会話をしているとロンとハリーが顔を出した
「おはようロルフ」
「おはよう､ハリーとロンはクリスマスは帰るの？」
「僕とハリーどっちも残るよ。パパとママがルーマニアに行くから」
「そうか､Aを気にかけてあげて､寂しいと死んじゃうんだ」
「私はうさぎじゃない」
そんな会話をしながらロルフは途中で寮に戻り､3人で食堂へと向かった
食堂でAがカボチャパイを頬張っていると手紙を運んだ梟がAの前に手紙を落とした
「母さんからだ！」
カボチャパイを置きAは慌てて手紙を取った
「なぁハリー､Aのお母さんってすげぇ美人なんだよ」ロンがハリーに耳打ちした
「Aも可愛いからそうだよね」
ハリーはそう言うと嬉しそうに手紙を読むAを見つめていた
Aへ
楽しい学校生活が送れてるみたいで母さん安心したわ
入学式の日の手紙､ロルフはグリフィンドールに入ったことにびっくりしてまともに字が書けてなかったから
友達も出来たみたいね､授業のことも丁寧に書いてあって読むのがとっても楽しかったわ
そんなAに謝らないといけない。ごめんね､母さんクリスマスは帰れないの
いつもいつも寂しい思いをさせてるわ
父さんも休みにお知り合いと食事で埋まっているらしいからどっちも帰れないみたい
でも必ず休みを取って会いに行くからその日まで我慢して欲しいの。我慢ばかりで嫌よね
帰るか帰らないかはAの好きにしなさい
大好きよ
敬具
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
