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第7章_1 ページ9

1.

次の日。
俺は普通に学校に行った。
案の定、先生たちの俺を見る目が変わっていた。
臣を見るときと、同じ目。

「あ、あの今市くん…その、」

藤井さんを無視しても、何も言われない。
登坂広臣という人間に関わっただけで、こんなにも環境が変わってしまうのか。

それも、心地よかったりするんだけれど。

「これより、第2学期の始業式を…」

なんか、臣と俺2人っきり、みたいで。
臣と同じ、なんつって。

終業式のように臣が俺を迎えに来てくれるわけもなく、式は滞りなく進んだ。
早く終われ、早く終われと俺の願いが通じたのか、この日校長は休み。
長ったらしい話も聞かずに済んだ。

…と言えば聞こえはいい。
だが実際俺は心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらいドキドキしていた。

今日は臣に、想いを伝える日。
そう朝から考えていた。
今もずっと。
屋上で待ってる臣に、会いに行きたい。

「以上で、第2学期の始業式を終わります」

並んでクラスまで帰るのが億劫だった。
早く会いたい。
早くこのうるさい心臓止めて欲しい。
胸が苦しい。

だから走った。
止める声なんて聞いてられない。
俺がしんじゃう。
締め付けられてる。
臣のこと考えすぎて。

「…っはぁ、臣…っ!」

ー大好き。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 臣隆 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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おりう - それも楽しみです。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» もうこれからの目標としては直人さんに早くたかのりって呼ばせたいです (2017年9月10日 21時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - たかのりー!平和を願ってます。応援しています。 (2017年9月10日 20時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 平和的解決できるでしょうか…頑張ります (2017年9月7日 7時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 信じてます。二人の幸せも信じてます! (2017年9月7日 6時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春山さつき | 作成日時:2017年6月1日 20時

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