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「…はい、出来たよご飯」
「食べよ?」
ぽかーん。
その一言がすごく似合う。
そんなに珍しいかな、俺からするの。
いつも心の中で抑えてたから。
「…っ、ざけんな」
臣はいつになく顔を赤くして。
俺を調理台に押し倒す。
余裕がないみたいですぐにキスしてきた。
それも、深い方。
「んっ、おみ苦し…、」
「…るせぇ」
なおも止まないキスが、俺の体を熱く震えさせる。
ーどうしよ、食べられちゃう…っ!
嘘じゃなく、本気で。
食べられるって思ってしまった。
だってそれくらい臣、本気なんだもん。
学校だって忘れるくらい、深くて甘くて。
少し目を開けると、臣は目を閉じて俺を求めていた。
知らないうちに、我慢させてたんだって初めて目で見て分かった。
「おみ…っふぁ、ん」
「はぁ…喋んな」
迫ってくる臣が、俺の足の間に自分の足を入れた時に分かった。
意外と、俺が欲しがってたこと。
臣はニヤリと笑い俺を起き上がらせて。
「…欲しい?」
その目が俺を逃すことはない。
捕まったらもう素直になるしかないから。
恥ずかしくて目を閉じてしまったけど。
ー俺は、頷いた。
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おりう - それも楽しみです。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» もうこれからの目標としては直人さんに早くたかのりって呼ばせたいです (2017年9月10日 21時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - たかのりー!平和を願ってます。応援しています。 (2017年9月10日 20時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
春山さつき(プロフ) - おりうさん» 平和的解決できるでしょうか…頑張ります (2017年9月7日 7時) (レス) id: a63d899ffa (このIDを非表示/違反報告)
おりう - 信じてます。二人の幸せも信じてます! (2017年9月7日 6時) (レス) id: 2d09c476d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春山さつき | 作成日時:2017年6月1日 20時